親から人格否定される時ってありますよね。
ヒステリーで感情を抑制できない親ほど、自分の言葉の残酷さに気付いていないものです。
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もくじ
親の人格否定する言葉
人格否定をする言葉には、どういったものがあるでしょうか。
例として挙げてみたいと思います。
- 「あんたの考えは間違ってる!」→子供の考え方を否定する言葉
- 「そんな会社に就職してどうするの?」「結婚しないとダメよ」→子供の生き方を否定する言葉
- 「ワガママなのよ!」「可愛げがない!」→子供の性格を否定する言葉
- 「産まなきゃよかった」「男の子なら良かったのに」→子供の生まれ(出生・性別・一人っ子など)を否定、非難する言葉
- 「なんでそんなに頭が悪いの」→子供の自分変えられない能力(勉学・スポーツなど)ことを否定する言葉
ちなみに私はよく、「長女だから可愛げがない」「育て方を間違えた」と言われます。
人格否定されたら、親から逃げましょう
人格否定されたら、親から逃げましょう。
なぜなら、親の考えを聞いていたら、あなたの将来は親の言いなりになるからです。
私は大学生になるまで、「母親がすべて正しい」と思っていました。
なので、良い意味でも悪い意味でも従順で利用しやすい子どもだったと思います。
そのせいか、父親からは、
「〇〇はお母さんの”召使い”みたいだな」といつも言われていました。
そうして、中学~高校ではほとんど「反抗期」がなかったのもあり、
20歳をこえて、一人暮らしを始めてから、ケンカの嵐。
今でも、実家に帰るたびに「ケンカ別れ」してしまいます。
私のように親の言いなりになっていると、年齢を重ねたとき、親をひどく憎んでしまう可能性があります。
そうならないためにも、自分の人生を自分で決断して生きていくことが大切です。
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親と価値観が違うのは当たり前
最初に挙げた人格否定の例。
これらは根本的に、親の価値観との違いが原因です。
価値観が違うから、親はあなたを憎み、あなたも傷ついてしまうんです。
しかし、親と子供が価値観が違うのは当たり前。
生きてきた時代も、見てきたものも全て違うのですから。
20年前にスマートフォンがなかったように。
大切なのは、相手の価値観や存在を許すかどうかです。
子供のころは親があなたの教科書だった
生まれたての子供にとっては、親が教科書です。
だから親たちは、「これは、こうする」「アレはダメ。これはダメ」と、教師のように子供を教育してきました。
しかし、成長すると、だんだんと親の教育だけでは補えない部分も出てきます。
親の時代と子どもの時代では、常識が違うからです。
しかし、それまでずっと上から目線で育ててきた親たちは、その癖が抜けないのです。
そして、最悪の場合、人格否定をするような言葉を放ってまで、
子どもを教育しようとする・自分の思い通りにしようとするようになります。
私の母親もそうだった
私の母親もそうでした。というか、今でもそうです。
「自分が正しい」というタイプで、恋愛のことや生活のちょっとした些細なことまで干渉するタイプの親でした。
父親は単身赴任で、根っからの事なかれ主義。
そして、私も大学生になるまでは「すべて母親が正しい」と思い込んでいました。
しかし、私が大学生になり、一人暮らしをはじめたのもあってか、
「今まで母から言われてきた常識は、すべてが正しいとは限らない」ことに気づいてから、母との闘いが始まりました。
今まで「はいはい」と言うことを聞いていた娘が、突然、言うことを聞かなくなるのですから、
それはもう大ケンカの嵐。
しかも根っからの女王気質に加えて、更年期障害でイライラしている母ですから、
限度を超えた言葉も幾度となく放たれました。
ケンカの原因になる、親と子の世代間の価値観の違い
ケンカがヒートアップしたのは、母親と私の気質によるところが大きかったでのすが、
そもそものケンカの原因になることが多かったのは、やはり、
世代間の「価値観の違い」です。
親にとっての「正しい」は子供にとっての「間違い」かもしれない
親の時代の常識と、子どもの常識は違います。
たとえば、私たちの世代は、学校でタブレット(携帯電話やスマホ)なんて使ったらめちゃくちゃ怒られていました。
たとえ、知らない漢字を検索しただけだとしても、
タブレットを使う=校則違反
だったのです。
しかし、今は小学生でもタブレットで宿題をする時代です。
タブレットで宿題をする世代の常識や価値観と、私の世代の常識は違います。
このように、親にとって「正しい」ことは、子供にとっては「間違い」かもしれないということ。
とくに、ネットやスマホが普及した今では、常識は次から次へと変化しています。
出産や結婚だってそうです。
親世代に比べて、今の子供たちは、結婚や出産にそれほど意欲的ではない人が多いと言われています。
自分の生きてきた時代の価値観を押し付ける親。親の常識に合わせてしまう子ども
しかしながら、自分の生きてきた時代の価値観を押し付けてくるのが親です。
ときには、まるで斧を突き刺すように、子供の人格を否定してまで、強く言ってきます。
なぜなら、子供のためを思っているからです。
ですが、親世代の価値観がどうこう以前に、人格否定された子供はとても傷つき、自信をなくします。
「自分の考えや価値観は間違っているんだ」と思い込み、
自分の考えを捻じ曲げて、価値観を親に合わせようとするでしょう。
すると、子どもは「親世代の価値観」に沿うように生きることになってしまいます。
それが100%間違いであるとも言い切れませんが、親世代の価値観や生き方が、
今の世代にとって「正しい」とは言い切れません。
堀江貴文氏が語る親子の距離感「田舎に暮らすITリテラシーの低い親は最悪」 - ライブドアニュース
子どもの価値観を否定する親が、どれだけ子どもにとって悪影響になるか。
少なくとも、一つ一つの言葉が、子どもの生き方に影響を及ぼしてしまいます。
もし、親の言いなりで選んだ道で「後悔」してしまったらどうでしょう。
親のことを憎んでしまうに違いありません。
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子供の価値観を抑えつける親とは一緒にいられない
なので、これからの時代、子供の価値観を抑えつける親とは一緒にはいられないということです。
というか、一緒にいてはならないと私は思います。
見守ってくれる親ならいい
「自分には子どもの考えは理解できないけど見守る」というスタンスの親ならOK。
しかし、人格否定までされて抑制されるのなら、絶対に一緒にいてはなりません。
もし、周りにそういった大人がいるのであれば、一刻も早く逃げましょう。
あなたの将来を潰しますよ。
親から逃げるためには、自分の考えをきちんと持つことが大事
なにより、自分自身の考え方・ものの見方をきちんと持つことも重要です。
考えなしに逃げたのでは、再び親の手の中に戻ってしまう可能性が高いです。
そんなことになったら、「ほら、私の考えは間違ってなかった」と親を調子づかせて、
さらに関係は悪化します。
実際に、私もそういう経験が少しありますし、友人Aがそうでした。
Aは新卒で入社した会社を三年未満で辞めたのが原因で、母親とケンカになりました。
そして、Aが家出しようが結婚しようが、
最後までAの母親はAを許さず、
周りから説得されたAが母親に土下座してやっと和解したそうです。
もちろんAが悪い部分もあるのですが、そもそもこのAの親はかなり頑固で、
昔から、ケンカをしてもぜったいに謝らないのだそうです。
結局Aは、親の手の中に戻ってしまいました。
個人的な意見としては、Aは家出したままの方がお互いのためになったのでは?と思います。
ですから、きちんと自分の考えを確立させましょう。
母との関係に悩んでいた過去の私が、とても影響を受けたオススメの本を紹介します。
自分の考えを持つオススメの本
この本は哲学者の中島義道さんが、生きづらさに悩む子供たちへ向けて書いた本です。もちろん、大人でも読めます。
私は20代前半にこの本を初めて読んだとき、この本こそ
「自分の抱えてきたあらゆる悩みの答え」だと思いました。
集団の中での生きづらさ・葛藤の原因までも、的確に文章に表してくれています。
ただ、かなり癖があるので、合わない人はまったく合わないと思います。合えば、人生で手放せない一冊になることは間違いありません。
▽そのほかにおすすすめな本
生きづらさに悩む人へ!自分を肯定できるオススメ本10冊
人格否定されたら親から逃げよう
人格否定されたときには、絶対に親から逃げましょう。
逃げられないなら、せめて自分の考えをきちんと持ちましょう。
「親とは他人である」ということを認識することです。
そうしなければ、親の内なる願望を聞いてしまい、親の言いなりな人生を送ることになります。
もし、あなたが20代でも30代でも全然遅くないですよ!
私も自分の考えがまとまったのは、20代前半~中ごろの頃でしたから。
それまでは、母に依存した母の奴隷のような人間でした。
だから、今から変えていきましょう。
そして、あなたの考えを貫き、あなたの生き方をし、未来を切り開いてください。