接客中にパニックになる…。
そんな人は多いですよね。
私もそうでした。
1つのことをやっていると、他のことを忘れてしまう…。
そして、迷惑をかけてしまう。
忘れるどころか、記憶さえない時もたくさんありました。
接客ではマルチタスクが基本です。
複数の商品を同時に頼まれたり、複数人のお客さんの対応をしなければいけなかったり…
向いていない人にはとことん向いていないと思います。
正直、『パニック癖』はなくなりません。
パニック癖は、その人の変わらない本質でもあるからです。
しかしある程度、未然に防ぐことは可能です。
私はある1つのことをして、接客中のパニックを防ぐことが出来るようになりました。
今回は、私が接客中のパニック癖を直した方法を紹介したいと思います。
スポンサードサーチ
もくじ
なぜ接客中にパニックになるのか
私が接客中にパニックになっていた理由は、キャパオーバーでした。
- あれもしなくちゃいけない。
- これもしなくちゃいけない。
- 目の前にはお客さんが待っている。
そんなたくさんの仕事とお客さんからの視線
で焦りが生まれ、本来ならばミスしない簡単な仕事でも、次から次へと繰り返し失敗をしてしまっていました。
レジでお金を返した記憶もなかった
あまりのパニック状態で、会計終了後に『あれ?今、おつり返したっけ?』となることはザラにありました。
なので毎回、頭から血の気が引いていました。笑
接客中のパニック癖は、コミュニケーション不足
私自身、パニック癖がありますし、接客中にパニックになってしまう人を何人も見てきました。
そして、わかったことがあります。
そういう人たちは、大抵、自分一人で抱え込むタイプだということ。
誰にも相談できず、気づいたときには取り返しのつかないミスをやっていたり、
すでにお客さんを激怒させていたり…。
実は、お客さんとコミュニケーションを交わすことである程度は回避できます。
スポンサードサーチ
私が接客中のパニック癖を防いだ方法
私が接客中のパニック癖を防いだ方法、それは、
お客さんを味方につけるということです。
お客さんを味方につけること
接客する中で、たくさんの商品を頼まれたり、多くのお客さんの応対をしなければいけない状況になると、パニックになります。
なので、私は『自分はキャパシティがない。』ということを、わざと相手に伝えることをしました。
「ちょっと待ってくださいね」と声をかけてみた
もちろん、「私、パニックになりやすいんです!」とあからさまに伝えてはいません。
「ちょっと待ってくださいね」と、一言声をかけたり、
「〇〇でいいですか?」と、その都度、注文を確認をしたりしました。
そうすると、「あ、この店員は、今大変なんだな」ということが相手に伝わります。
明らかに急いでいる人(サラリーマンなど)にはNGですが、時間に余裕のあるお年寄りや学生さん、主婦さんなどは、
テンポを合わせてくれるお客様が多かったです。
そして、コミュニケーションを交わすことで、複雑な注文も記憶に残りやすく、忘れにくいということがわかりました。
(これは私が、耳で記憶するタイプの人間だからだと思います。こういった、自分が記憶しやすい手段を知っておくことも大切です。)
接客中のパニックを防ぐ方法で気をつけたいこと
ただ、この方法にはいくつかの注意点があります。
①自信を持って言う
まずは、自信を持って言うこと。
これが大事です。
オドオドしたように「ちょっと待ってくださいね」と言われると、「おいおい、大丈夫か?」と思われてしまいます。
ウソでも、自信のあるフリは大切です。
声を張ってにこやかに「ちょっと待ってくださいね」と言いましょう。
なぜ、自信を持って言うことが大切なのか。それは次です。
②「パニック癖の自分」ではなく、「自分」の味方につける
「お客さんを味方につける」とは書きましたが、
この方法の根っこの部分は、
「パニック癖のある自分」をお客さんに知ってもらうというよりは、
「自分」という人間(キャラクター)を知ってもらう方法なんです。
なぜかというと、お客さんは、「パニック癖のある店員」だから助けたくなるのではなく、
「なんだか親しみやすそうな店員さん」だと思うから、助けてくれるんです。
だから、相手に対する好感度が高ければ高いほど有利。
マイナスイメージを与えるのはNGというわけです。
コミュ力が必要
って思いますよね。
まあぶっちゃけ、そうなんですよ。
でも、安心してください。
あなたが、コミュ障でも容姿に自信がなくても、暗い性格でも大丈夫です。
誰しも、ウソはつけます。
私はコミュ力低いブス
私は、小学生のころから「貞子」や「野口さん」というあだ名で呼ばれていたくらいの地味でブスでコミュ力低い女です。
しかし、接客中はコミュ力があるように振る舞うように心がけています。
大嫌いな化粧もしています。
それもあってか、職場では一度も「地味キャラ」扱いされたことはありません。
さきほど紹介したパニック回避法も、バンバン使えています。
ようは演技です。
どんな形であれ、相手に良いイメージを持たせれば勝ちですよ!
③急いでいる人には、使わない
そして、最後に3つ目。
急いでいる人には、この方法は使わないこと。
説明するまでもありませんが、さすがに仕事中のサラリーマンなどにはイラつかれます。
その点、居酒屋や飲み屋街のお客さんは、酔っ払って心に余裕がある人も多いので、狙い目です。
スポンサードサーチ
お客さん相手に緊張するなら、先輩や同僚に助けてもらう
どうしてもお客さんとのコミュニケーションに抵抗があるのなら、職場の同僚やバイト仲間に助けてもらいましょう。
大事なのは一人で悩まないことですよ〜!
ただ、すぐパニックになる人は接客向いてない
誰しも、仕事が忙しいとパニック状態になることはあります。
ただ、
- キャパオーバーの基準があまりにも低すぎる
- ちょっとしたことでも、すぐにキャパオーバーになる
という人、いませんか。
いらっしゃると思います。
何年も接客をやって、少なからず何人もの後輩の指導をしてきた私からすると、
そういう人は、接客業に向いていません。
断言してもいいくらいです。
バイトなら、接客以外のバイトをやりましょう。
正社員でも、職種を変えるかホールではなく裏方に回してもらうとかをオススメします。
パニック癖のあった先輩も転職した
実際に、私の先輩店員さんで、かなりのパニック癖の人がいました。
それでも6年くらい働きましたが、結局はパソコン関係の会社に転職していきました。
それからは、接客とは無縁で、楽しくやっているようですよ。