親に何かを言われて傷つくことってありますよね。
私もヒステリーな親を持っているので、今まで立ち直れないくらいの言葉を何度も浴びせられてきました。
一番傷ついたのは、「あんたのその態度は一人っ子で甘えているせいよ」と言われた時。
しかも、更年期だからか、年々ひどくなるばかりです。
でも大丈夫。一緒に乗り越えていきましょう。
親の言葉に傷ついた時はチャンスでもあります。
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もくじ
子どもを傷つける親の特徴
子どもを傷つける親には特徴があります。
- ヒステリーで怒ると手がつけられない
- 言うことがコロコロ変わる気分屋
- 何を言うときも一言二言多い
これらは、いわゆる毒親と呼ばれるものですが、「うちの親は毒親です。ハイ終わり」と片付けられないのが現実です。
とくに母と娘の関係は、自分たちでも気付いていないくらい共依存的。
本人たちは「自立している」と思っても、実は相手を頼りがちだったり、娘の自立を母親が妨げている場合もあります。
成人してから母親との関係が悪化した私
ちなみに、子どもの自立にしたがって、親との関係が悪化するパターンもあります。
私の場合は、幼い頃はそうでもなかったのですが、私が成人してから母親との関係が急激に悪化しました。
母親は昔から怒りっぽい性格でしたが、成人してからは本当に手がつけられなくなりました。
たぶん、私が自分の考えを持つようになったせいと、
(母親の)更年期障害のイライラ・老化によって頑固になってしまったのがぶつかったせいだと思います。
親の言葉に傷つく原因
ではなぜ、私たちは親の言葉に傷ついてしまうのでしょうか。
それは、
- 親を味方だと思っているから
- 親に期待しているから
です。
「自分のことをわかってくれている」と、どこかで期待している人ほど傷ついてしまう
どこかで「自分のことをわかってくれている」と親に期待している人ほど、理不尽な親の言葉に傷ついてしまいます。
とくに親と一緒に暮らしている人や、親との時間が長い人ほど、親との距離が近いせいで、親子の境界線があいまいになっています。
親はあなたと話す中で、ほとんどの場合、親はあなたを理解したような言葉を投げかけてきませんか?
例えば、「私もそれいいと思うよ」「応援するよ」など。
そういった言葉によって、子どもは「親は自分の味方だ」と勘違いしてしまうんです。(たしかに味方なのは味方なのですが…)
親は自分の都合よくしか、あなたを理解できない
しかし、親も一人の人間です。
機嫌のいい時もあれば悪いときもある。
あなたのことを受け入れられる部分もあれば、絶対にあなたを理解できない部分もあります。
そういうときに「あなたはそういう考えなのね」と一歩引いてくれる親であれば、何の問題もありません。
しかし中には、それができずに子供を自分の思い通りにしようとする親も多いです。
「絶対に医者になれ」とか「名門大学に行け」という親ですね。
ほかにも、「〇〇になる」などと子供が言ったら、「ぜったいになれない」ととにかく否定する親。
言い方は悪いですが、自分の思い描く「正しい道」へ子どもにを誘うために、子どものためを思って子どものやることを否定したりするのです。
「怒り」によって子供を服従させる
親は「怒り」という手段を使って、子供を思い通りに動かそうとします。
(母親の場合は、「涙」かもしれません。)
最初は「だめよ」と小さく言われる程度だったとしても、
あなたが本当に自分の考えを持って生きれば生きるほど、
親の理解できる範囲から出ようとすればするほど、
親は不安にかられて、きつい言葉を飛ばすようになります。
そんな時に、ふと親の本音が出ます。
まるで、それまでの「あなたへ投げかけてきた優しい理解の言葉」を忘れたように、親子の絆さえも揺らいでしまうような一槍を投げつけてくるのです。
「そんな子に育てた覚えはない」
「育ててもらった恩も忘れて!」
「あなたを産むんじゃなかった」
など。
そんな時に投げられた言葉は、投げつけられた子供にとっては忘れられないことも多いです。
もちろん、親自身にそんな自覚はありません。
しかし、突然拒否された私たちはすべて、相手が思っている以上に傷ついてしまうのです。
そして、ケンカが終わったあとも、ジンジンと傷が痛み続けます。
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親の言葉に傷ついて立ち直れないときは自立しよう
では、そういったときはどうすればいいのでしょうか。
できるだけ親と離れてください。
親の理不尽な言葉に立ち直れないほど傷つく…
そういう時には、親との距離が近すぎるのが原因だからです。
親にわかってもらうことはできません
親にあなたのすべてを理解・許容してもらうことは100%できません。
とくに、正義感が強く、自分の意見が正しいと考える親や、
子どものことを下に見ている親は、絶対にあなたの考えを理解させることなど不可能です。
母に理解してもらおうとした過去の私
例として、私は20歳をこえてから、母との関係に悩み始めました。
それから何度も口論し、「お母さんは〇〇だけど、自分の考えはこうです」ーーと母に伝えましたが、
結局は何一つ変わりませんでした。
「わかったわ」と理解したような言葉や態度をかけられた時期もありました。
しかし、母がちょっとしたきっかけでヒステリーを起こしてブチキレれた時に、それまで私を理解していたかのような言葉や態度とは真逆の言葉を槍のように突き刺されました。
「あなたのため」は「自分のため」
親はよく「あなたのため」と言って、それを理由にあれこれ否定してきます。
ですがそれらはすべて、「自分のため」です。
自分の思うようにさせたいから叱り、子どもの価値観を否定し、都合のいいように矯正してくるのです。
少し言葉は強いかもしれませんが、作家のマークトェインも「人間とは何か」という本の中に書いてあります。
母親は自分が裸になっても子供に服を着せようとする。自分が飢えても子供に食べ物を与えようとする。自分が拷問にかけられても子供を苦しみから救おうとする。自分が死んでも子供を生かそうとする。母親は生きている喜びを得ながら、こうした犠牲を行なっているのだ。彼女がそうするのは、そういう報酬があるからなのだ──そうした自己満足、そうした満足、そうした平和、そうした慰め、こういったものがあるからなのだ。彼女は、きみの子供にだってそれをするはずだ、もし彼女が同じ報酬を得ることができるならばな。(出典:人間とは何か/マーク・トウェイン)
「親は親」「自分は自分」と認識する
親に「裏切られた」という気持ちがあるのなら、それは親のことを他者として認識できていない証拠。
「親には親の考えがある」と理解し、さらに「自分はこうだ」と自分の考えを貫くためにも、親との距離を置きましょう。
「自立」を考えるのにオススメな記事→第4回[ちきりん×堀江貴文 対談](後編)自立した理想の生き方を目指す | ダイヤモンド・オンライン
親から離れよう
親を変えようと思ってはいけません。
親の言う言葉に傷ついたら、親からそっと離れてください。
自分で生活ができないのなら、シェアハウスで友達と暮らすのでもいい。
恋人の家でもいいです。
ちなみに、歌手のLiSAさんも、(家出して上京したためアパートが借りられず)
最初は友達のアパートに住まわせてもらっていたそうです。
とにかく、親のそばとは違う場所で、自分の生活をスタートさせてください。
親が自分の犯した過ち、子どもの自立に気付くのは何年もかかります。何十年かもしれません。
私たちは、今はその場からそっと離れるしかないのです。
母との関係に悩む人へ。母との関係に悩む私のおすすめ本
最後に
親の言葉に傷つけられたときは、自立のチャンス。
親ではなく、あなたの人生を生きていきましょう。応援しています。