・人と会うと、どっと疲れる。
・誰かと話したあと、その時の会話が頭の中で無限にループしてしまう。
・会話の中で、失言してはいないかと反省してしまう
そんな方はいませんか。
会話の一人反省会をやってしまう方には、こういった会話の無限ループを無意識のうちにやってしまっている方は多いと思います。
そこで今回は、
頭の中でやってしまう会話の無限ループを防ぐ方法を紹介したいと思います。
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もくじ
人と会うと疲れる…。一人反省会の辛さ
人と話した後に一人反省会をすることが続くのは、とても辛いものです。
そうして毎回毎回、一人反省会をしていると、
会話をすることがおっくうになったり、
最悪の場合、会話に対して恐怖心を感じるようになってしまい、
会話自体を避けるようになってしまいます。
実際に、私はもともと人と話すのは好きなたちなのですが、
一人反省会をしていた頃は、
話した後のことがおっくうで、
他人と関わるのを避けていた時期がありました。
友人との会話に対しても恐怖感を覚えてしまい、
関わらないように心がけていました。
そんな状況、なんとかしたいですよね。
人と話した後に一人反省をしてしまう2つの理由
ではなぜ、人と話した後に自己反省をしてしまうのでしょうか。
それには2つの理由があります。
自意識過剰になっている
まずは、自意識過剰すぎること。
一人反省会をする方は、自分が他人からどう見られているかを異常に気にしています。
あなた自身は気づいていないかもしれませんが、あなたの中には「人に対して、自分をより良く見せたい」という願望があります。
だからこそ、会話の後に
「悪く思われなかっただろうか」
「こうすればよかった」
と反省をしてしまうのです。
ただ、それだけではありません。
癖になっている可能性もある
もう何年も何年も悩んでいる方も多いと思います。
そういった方たちは、ただの「自意識過剰」を通り越して、
(会話後に反省することが、)
クセになってしまっている可能性があります。
きっかけは「自意識過剰」だったかもしれません。
しかし、長期間、反省会を続けてしまったことで、
「会話をしたあとには必ず反省」
これがあなたの頭に習慣づいていて、
負のループになっているんですね。
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「一人反省会」をしないためには?
ですから、この問題を解決するには、「自意識過剰」や「癖」を治すことが肝心です。
しかし、なかなか難しいですよね。
私がこの「会話の一人反省会」にとても悩んでいたとき、
反省会をしないタイプの人に、「どうしたらいいの?」と尋ねましたが、
周りには「自意識過剰を直しなさい」と言われました。
でも、そんなもの「無限ループ」や「一人反省会」に悩む方なら、耳が痛いくらいわかりきっていることですよね。
自意識過剰だとはわかっているけど、そんなもの直そうと思っても直せないから困っているんだよ!
というのが本音した。
では私は、「会話の一人反省会」をどうやって直したのでしょうか。
長年苦しめられて私が見つけたただ一つの答えは、「受け入れること」。
悩んでいる自分、疲れている自分すら、まるまる肯定することです。
このままじゃダメだと思うから悩んでしまう
「一人反省会」に悩んでいる人は、
- この癖に疲れた
- コミュニケーション力がないから、こんな癖ができるんだろうか
などという悩みを抱えていると思います。
しかし、考えてみてください。
あなたが悩む原因は「会話に疲れるから」「自意識過剰だから」「コミュ力ないから」などではありません。
あなたが悩むのは、疲れているからでもなく、会話力がないからではなく、
「このままじゃダメ」だと思っているから悩んでしまうのです。
- 会話の内容が、頭の中でかけめぐるのはおかしい
- 会話のあと、こんなに疲れるのはおかしい
私が無限ループを直すのにやった方法は、
その「おかしい」という点を、丸ごと受け入れて「これが普通」だと思い込むことです。
一人反省会を直す方法3つ
判断せずに肯定する
1つ目は、悩みを判断せずに肯定する。
- 上手く話せなかった!どうしよう!(判断)
- 上手く話せなかった。(肯定)
なぜ肯定するのが有効なのかというと、人は物事を「判断する」と疲労してしまうからです。
上手く話せなかった!どうしよう!
→こういった反省は、他者と比較して判断している。
→心が疲れてしまう
人間が一日に判断をする回数は決まっているため、無駄なことにこの「判断力」を使うと
疲労した上にパフォーマンスの低下につながってしまいます。
なので、どうすればいいかというと、
ジョブズのように判断する回数を極力減らすこと。
もっと具体的に言えば、
判断せずにありのままを肯定することが効果的です。
上手く話せなかった。
→ただの肯定
判断ではなく肯定をすると、ムダな悩みや考えが吹き飛び、気持ちがリラックスするということが研究でもわかっています。
詳しくは、反応しない練習やネガティブな感情が成功を呼ぶという本を読んでみてください。
こういった思考法…いわゆる「マインドフルネス」について詳しく書かれています。
誰かと話をしているときにも、別のことが気にかかって、うわの空になってしまうこともあるでしょう。これらは意識的にそうしているわけではありません。自動的です。
こうした自動操縦に気づくのがマインドフルネスです。誰かに挨拶をしたときに、相手がたまたま気づかないだけで、「自分は嫌われている」と考えてしまうこともあるかもしれません。
これらは、あくまで「そう考えた」「そう思った」だけのことです。考えたこと、想像したことは現実とは限りません。(出典/Well Link-マインドフルネスとは)
「疲れるのが当たり前」だと思えばいい
2つ目は、すべての悩みを「当たり前」と思い込むこと。
あなたのクヨクヨの原因…
- 会話が頭の中でループする
- 会話後、一人反省会をやってしまう
- 会話すると疲れる
- 会話がおっくう
- 自意識過剰すぎ
こういったあなたの悩みをすべて、
「当たり前」だと思ってみてください。
私の場合は、「会話が頭をめぐってどっと疲れる」ということに悩んでいたので、次のような感じで肯定しました。
会話はこのくらい疲れて当たり前。みんなこのくらい疲れているのに、自分だけが異常に「疲れた」と思いこんでいる。対人関係を疎かにしてきたがゆえに、免疫がついてないだけ!ヘボ人間!
云々。
どうですか。
「こんなもん」「これが普通」と思い込むことで、
以前よりも、「会話のループ」に対する捉え方が前向きに変わったのではないでしょうか。
一人反省会を止めるスイッチをつくる
では、「会話が疲れるのは普通。」と肯定できたところで、
次は「そこからどう対処するか」を考えていきます。
私が次にやったことは、一人反省会を切るスイッチをつくることです。
少しバカっぽい話かもしれませんが、
(コミュニケーション終了後、)
頭の中に会話がかけめぐってきたら、
「ハイ!終わり!」と頭の中で号令をかけます。
そうして、「会話の無限ループ」を自分から中断させるようにするのです。
幼稚な方法かもしれませんが、これをやるのとやらないとでは悩む時間が格段に違ってきます。
他にも、
- ツバをのみこむ
- 手を振り上げる
など、自分なりのスイッチを探してみてください。
もちろん最初はうまくいきません。
しかし、慣れてくると「会話の無限ループ」を自分の意思で止められるようになりますし、
最終的には悩む時間が少なくなるため、癖も直ります。
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それでもダメなら…
それでもダメな場合もあると思います。
どうしたって頭の中をかけめぐる癖が直らない。
そういう時は、
「一人じゃない」環境をつくること。
一人でいないことが大切
会話の無限ループは、ふと気が抜けたときにやってしまうものです。
それならば、常に人といる緊張感のある環境をつくることで改善していきます。
私は一時期、実家に帰っていたことがあるのですが、
この時は常に家族が周りにいたせいか、
一人暮らしのときよりも圧倒的に、「会話の無限ループ」に悩む時間が少なかったのを覚えています。
もしあなたが、「会話の無限ループ」に悩んでいるのなら、環境を見直してみてください。
ペットでもいい。恋人でもいい。家族でもいい。友人でもいい。
だれかと一緒にいられる環境をつくりましょう。
場数を踏むことも大切です。
シェアハウスもいいですね。
一人反省会は自分を過信している
一人反省会をしている方は、
自分の力を過信している可能性もあります。
もっと上手く話せる。もっとこう言えた。
実際に言えてないのなら、自分にはその力がなかったと言うこと。
ただそれだけです。
それが今の自分の力
明石家さんまさんは、落ち込まないそうです。
落ち込むのは、自分を過信している証拠。今日やったことが自分のすべて。
これは本当にその通りだと思います。
会話も同じで、
どれだけ失敗しようが、上手く言葉の返しができなかろうが、
それが今の自分のすべてです。
できるだけ落ち込まず、前向きな「一人反省会」をオススメします。