コミュ障は接客に向かない。
コミュ障が接客なんてやったら、お客さんからクレーム来て一瞬でクビなんじゃないか?
そんな疑問がありませんか。
私は俗に言うクラスの隅っこにいるような人間でした。
幼稚園時代〜小学生まで無口。(俗に言う場面緘黙症でした)
中学生あたりからオタク街道まっしぐらでコミュ障に。
しかし、そんな私は大学で接客バイトをし、社会人になっても接客を仕事にしました。
だから、コミュ障も接客やったらいいよ!とは言いません。
今回は、そんな私が接客をやって得たことを素直にすべてを書いていきたいと思います。
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もくじ
コミュ障の人生
どうでもいいかもしれませんが、とりあえずこの記事の信ぴょう性のために、私のコミュ障履歴を書いていきます。
コミュ障履歴
幼稚園〜小学生までほぼ無口で過ごす。
幼稚園時代、友達ゼロ。
中学でも中3になるころにはクラスの隅っこに。
高校時代は勉強に熱中して、友達とあまりかかわらず。コミュ障にもなる。
大学時代、友達2人。
バイト先で一人の先輩から完全無視。そして、職場でも孤立。
学生時代のどの友人に聞いても、地味な人だと答えるでしょう。
コミュ障が接客をやったら【本音】
私は今までバイト・社員含め、
- コンビニチェーン
- 飲食店
- イベント等の受付係
- 映画撮影の弁当配り
- 電話番
- 家族経営の店での受付
などで接客・お客さんと関わる仕事ばかりをしてきました。
そこで思ったことを書いていきたいと思います。
お客さんと世間話くらいは普通にできる。気まずくならない
最初は、「お客さんに対して笑顔で接客するなんて無理!話すなんて無理!」と思っていたのですが、
接客を始めて2ヶ月もすると、お客さんの対応がそれなりにできるようになり、半年くらいで愛想笑いや、気まずくならない程度には世間話もできるようになりました。
たしかに、どれだけ接客を続けても、
「気の利いた言葉が出てこないし、苦手なお客さんに対しては、ぜんぜん話せない」
「やっぱり接客向いてないなあ」
と思うことはたびたびありますが、
経験を重ねれば重ねるほど、ほんの少しずつ成長しているのがわかります。
人付き合い苦手なのは直らなかった
しかし、どれだけ接客をしても、
もともと生まれ持った内向的な気質はかわりませんでした。
- 人付き合いが苦手なこと
- 人と話した後にどっと疲れる
- 夜は一人になりたくなる
これらは本当に変わらない。
帰ると「ミジンコになりたい」と言いながら、布団にくるまってます。
できれば、人とかかわらずに山の中で生きていきたいと思います。
お客さんや職場以外の人とは、話すと不穏な空気になる
そしてさらに、いくら職場では接客で世間話や愛想のいい対応ができたとしても、
職場以外で話す時はコミュ障に逆戻りします。
まったく話せません。ええ本当に。別人なくらいです。
おかげで、両親にさえ、
と言われました。ありがとうございます。
電話対応も職場じゃできるのに、家ではコミュ障になる
そして、電話対応。
ラインやメールが普及して、電話をかけることが少なくなり、電話が苦手な人も多いと思います。
私も電話が大嫌い。
でも、接客業だと電話対応もあるので、職場だとそれなりに出来るんです。
よくある声色を高くする技もできますよ!笑
でもね、これがまた職場以外だとまったくできないんです。
ごくたまに私用の電話をかけたりするんですが、まったくダメ。
電話の相手が四苦八苦されているのが、目に見えなくてもわかるレベルでボロボロです。
あいさつも職場じゃできるのに、普段はどもる
あと、挨拶。これも職場だとぜったいできるのに、日常生活だとぜんぜんできないですね。
目をキョロキョロさせて、頭下げるだけになります。
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コミュ障が接客やっても、根本的な解決はしない【結論】
結論をいうと、コミュ障が接客をやっても根本的な部分は直りません。
ちょっと毒っぽく書くと、
根っこにある地味さ・ダサさ・オタクっぽさみたいなものですね!
そういうものは何十年とかけて貴方に染み付いてきたものなので、どれだけ洗い落そうとしようが、なかなかとれません。
でも、接客やった方がいいなと思う理由
でも、個人的には接客はやった方がいいと思っています。
とかいうありきたりな理由ではなく、
「接客」というのが私たちコミュニケーション障害の人間が一番苦手とするものだからです。
食わず嫌いな人が多い
第一、コミュ障の人や静かな人に限って、接客をやってもないのに
「無理」「できない」「やりたくない」「向いてない」と言っている人は多いです。
私も子どもの時は、
とずっと親に言っていたので、その気持ちはよくわかります。
やってみたけどダメだったのと、やらなくてダメなのは違う
でも、やってみたけどダメだったのと、
やったこともないのにダメなのはぜんぜん違います。
「もしかしたら向いているかもしれない」ということもあります。
でも、私が本当にお伝えしたいのはもう一つの理由です。
「できない」と言えるのは自分の実力を推し量れている証拠
一番苦手意識があるというのは、「自分の実力を推し量れている証拠」でもあります。
例として私の「絵」の話をします。
私は子どもの頃から絵を描いていたので、「絵上手いじゃん自分」と思ってた時期もありました。
しかし、ごらんの通り私の絵は下手です。笑
それはつまり、自分で「できる」と思う分野ほど、自分の実力がわかっていない証拠。
そして、苦手だなと思う分野ほど、「自分がいかにダメか」を知っているので、
- 少しの成功体験でも喜びに繋がる
- 成長しやすい
のです。
真逆のことができるというのは武器になる
そして、本来の自分と真逆のことができるというのは、
それだけで大きな武器になります。
イケメンがとてつもなく面白いこと言ったら、人気が上がりますよね。それと同じです。
困った時の小スキルにはなる
そして、私もそうですが、どれだけ自分に向いていなくても、
困ったときの秘技、小スキルくらいにはなります。
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興味を持ったらお試しあれ
もし、ここまで書いたことであなたが接客に興味を持ったなら、ぜひ一度体験してみてください。
もう一度書きますが、接客をやったからと言って、
コミュ障からは抜け出せません。
人とかかわることが苦手な性分も直らないでしょう。(直ったらラッキーくらいなものです)
しかし、
「コミュ障だから人と関わることはできない・接客はできない」
と思い込んでいる自分からは抜け出せます。
長期間はハードル高めなので、短期バイトがオススメ
長期バイトのいいところは、慣れるまでじっくり時間があるので、1ヶ月目がダメダメでも、2ヶ月目〜と続けていくうちにできるようになります。
しかし、最初から長期バイトや就職はハードル高めなので、短期バイトから始めるのをオススメします。
短期バイトだと、「嫌だな」と思ってもすぐに終わるので、精神的ストレスもかなり小さくて楽ですよ。