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接客業に向いてない人の特徴8つ。これに当てはまる人は接客に向いていない

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落ち込む姿





接客業に対し「向いていない」と感じる人は多いです。

私は過去5年以上の接客経験があり、コンビニではサブリーダーの経験、飲食店、イベント等での受付係、車関係の顧客対応などをさまざまなことをしました。

 

そんな中、接客業が出来ずに辞めていった人をたくさん見ました。

 

半年、1ヶ月、または1週間足らずで辞めていった人たち。

バイトでは、「辞めます」という報告すらなく辞めていった人が何人もいました。

 

なので正直、入って1週間も働けば、辞めていくか辞めていかないか大体の見当がつくほどになりました。

 

なぜ、私がそんなことができるようになったのか。

 

それは、

接客業に向いてない人にはある共通点があるからです。

 

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もくじ

接客業に向いてない人の特徴8つ

では、「接客業に向いていない人のある特徴」とはなんでしょうか。

一つずつ紹介したいと思います。

 

マニュアル人間

メモをする写真

まずは、マニュアル人間であること。

接客といってもさまざまな種類の職があります。

コンビニ・スーパー・飲食業・病院の受付係…。仕事内容もいろいろです。

しかし、すべてにおいて共通するのが、マニュアル人間では絶対にダメだということ。

私は過去に、

  • まじめ
  • 言われたことだけをきっちりやる
  • 柔軟性がない

ロボットのような店員Aさんに出会ったことがあります。

 

ある時、Aさんが一人のお客さんを対応している時に、

別のお客さんが割り込んで質問をしてきました。

普通なら何か声をかけたり、少し話を聞いたり、柔軟な対応をするものです。

しかし、Aさんには急な出来事に対する対処能力がほとんどありませんでした。

そして、後からきたお客さんをほとんど完全にと言ってもいいほどに放置してしまったのです。

結局、お客さんは腹を立てて帰ってしまいました。

そして私の知る限り、そのお客さんはそれっきり二度と店にやってきませんでした。

あの時、Aさんがもう少し丁寧に対応をしていれば、「信用」を失うことはなかったはずです。

 

このように、接客業という仕事は、

マニュアルには載ってない様々な出来事が次から次へと降りかかってきます。

  1. 自己判断力に欠けている人
  2. 柔軟性がない人

絶対に壁にぶつかってしまいますし、Aさんの事件のように、店の看板自体を潰しかねないのです。

 

忘れっぽい

わすれる

2つ目は、忘れっぽい人。

接客業に限らず、仕事では覚えることが多いです。

ただ、接客業の場合は、常に人と接しているため、お店や会社のマニュアルをいちいち確認するヒマはありません。

 

それに、飲食店・スーパーに限らずどんな職種でも、大抵、一日の中で一番忙しい時間帯というものがあります。

そんな時に、マニュアルを見れるか?

先輩や店長に尋ねられるか?

ほぼ無理です。

つねに本番勝負。

頭や体で覚えて、丸暗記しなければいけません。

 

忘れっぽい人は、

何度注意しても覚えられないですし、

同じミスを繰り返します。

 

そして、職場全体の足を引っ張ってしまうんです。

 

過去にこのような忘れっぽい人を何人も見てきましたが、

どんなに人柄の良い人であろうと、

いつしか職場の人間から鬱陶しがられてしまいます。

そして、最終的には90パーセントくらいの人が、自分から辞職を切り出していました。

 

チームワークが苦手

女性の会話

接客業というのは、団体行動(チームプレー)なことも多いです。

私はコンビニバイトを経験したことがありますが、

コンビニでさえ、一人でレジ作業をしているように見えますが、チームワークがかなり必要です。

電子レンジの数は限られていますから、お弁当によっても温める時間が違います。チキンやコロッケなどの作業も他の人と同時に取ることは不可能です。

他の人の作業経過もチラチラと確認しつつ、自分の業務を完璧にこなさなければいけません。

そうしないことには、余分に時間がかかってしまったり、ミスをおかしたり、2次被害・3次被害なることにも繋がるからです。

 

他人の感情にうとい

接客業は、つねに人と関わる仕事。

人の気持ちを気遣って行動すること

これを息をするようにできなければいけません。

 

たとえば、商品を入れた袋を渡す場合でも、

  • ザツに渡すのか
  • 両手で丁寧に渡すのか

これだけでも全然違いますよね。

ちなみに、相手の気持ちがわからない人ほど、「おつりの返し方」がザツです。
せつ

 

たとえ、ミスが多かったり、仕事があまりできない人でも、

お客さんの気持ちを考えて行動できる人は、それだけで許してもらえることが多いです。

お客さんだけではなく、仲間に対しても同様。

 

ですが、あまりにも相手の気持ちに疎い人だと、それがお客さん相手だけではなく、職場の仲間内にも出てしまい、

そうして職場全体から距離を置かれ、孤立してしまいます。

 

マルチタスクに弱い

落ち込む画像

接客業は、マルチタスクの宝庫です。

つねに、いくつかのことを同時に考えながらやらなくてはいけません。

わかりやすくまたコンビニの例を出すと、

  • 弁当のあたため
  • フライ
  • 袋詰め
  • 郵便物
  • お金のやりとり

と、よほど「タバコだけ」とかいうお客さん以外は、

複数のことを同時に処理する必要があります。

当たり前ですが、これらは毎回ランダムでやってくるので順番やルールがあるわけではありません。

 

なので、お客さんを前にしたとき、

「何から処理するのが一番効率がいいか」を冷静かつ即座に考えられる能力が必要なのです。

 

でも、中には、

複数のことを同時にやると、すぐパニックになる人や、

必ずどれか一つだけ記憶から漏れてしまう人がいます。

残念ながら、

そういった人は絶対にマルチタスク力が必要な接客業に向いていませんし、

実際、辞めていく人の割合が一番多いのはこの人たちでしたです。

 

わからないまま行動する

接客している女性

接客業をしていてたまにいるのが、

わからないまま返事をして、先輩に聞かずに自分なりに行動する人。

そうして、2次被害3次被害を引き起こして大変なことになる人です。

 

接客業は、お客さんとの信頼関係が何よりも大切。

なので、接客をやっている方は、お客さんの前では「わかっています」「知っています」というような自信のある態度をわざととっている方も多いです。

そして、お客さんとの距離が近いからこそ、(直接褒められるので)

自信のつきやすい職種でもあります。

 

しかし、度が過ぎてしまうと、

わからないことなのに自分なりに動いてしまう人もいます。

これがとても大変なことなのです。

いくらマニュアルに当てはまらないからといって、自分なりに行動してしまうと大変なことに。

取り返しのつかないミスも犯しかねないのです。

 

こうした人は、

振る舞いは100点でも、中身は50点。

かなり危険なタイプといえるでしょう。

 

いつまでたっても話し方が弱気

弱気な話し方

わからないことを自分なりに解決するのはダメだと書きましたが、

いつまでたっても弱気なのもいけません。

 

接客業は、お客さんと直に接する職業です。

なので、迷いのある・不安なお客さんを安心させるために、店員や担当者の信頼感のある態度がとても重要な要素になってきます。

それなのに、いつまでたっても弱気な口調はいけません。

自信のある態度も大切です。

たとえ、接客の途中でわからないことがあったとしても、動揺せずどっしりとした態度でいなければ、お客さんは離れていってしまいます。

 

仕事自体をバカにしている人

最後は、仕事自体をバカにしている人。

 

これはどんな職業にも通ずるものではありますが、

仕事自体をバカにしながら取り組んでいる人は、絶対に辞めていきます。

辞めていく原因は、仕事に対する意欲がないからではなく、

仕事に対する意欲の無さが職場の人間に伝わって、居場所がなくなってしまうからです。

 

過去に、

  • 仕事への取り組み方に、やる気をまったく感じない
  • 教えても覚えようとしない

新人さんがいました。

 

そうした態度が、先輩たちや上司に伝わって、職場全体がイヤ〜な雰囲気になってしまったことがあります。

孤立したり、いじめられていたわけでもありませんでしたが、それから数週間後、その新人さんは辞職願を出しました。

多分、そういったイヤ〜な雰囲気を感じたのだと思います。

 

このように、根本的に意欲のない人は職場での居場所がなくなります。

 

以上が「接客業に向いていない人」でした。

ここまで読んで「あれ?」と思った方もいると思います。

「あれ?コミュ力は?」と。

 

接客業にコミュニケーション能力はいらない

だめ

接客業に「コミュニケーション能力」は必要ありません。

 

いえ、正確に言うと、半分あたっていて半分外れ。

 

なぜなら、接客業に一番必要なことは、働くお店や立場によって全然違うからです。

個人でやっているお店などはコミュニケーション能力が必要ですが、

チェーン店などマニュアルがしっかりしているところでは、それほどコミュニケーション能力はそこまで必要ないのです。

 

ちなみに、私も小学生時代には学校で一言も話さなかったコミュ症人間ですが、接客業はやれています。

 

怒られたり悩んでいるのなら向いていない

ですが、あなたが先輩から散々怒られたり、自分でも「向いていないな…」と感じているのであれば、

あなたが接客に向いていないということです。

とくに、よく先輩からイライラされたり、あげくにキレられていたり、

上司や店長にもチクチク言われているようなら、それは完全に向いていません。

 

転職して成功する場合もある

実際に、先ほどレジが打てない店員Aさんの話をしましたが、

彼はその後プログラマーとして就職していきました。

 

もちろん再就職先でも忙しいのは変わらないようです。

ですが、その後お会いした際に、

「接客をしていた時に比べれば、正しい方向に能力を使っているような気がする」とおっしゃられていました。

このように、接客業ではロボット人間だと非難されるような人でも、

別の職場に行けば優秀な人になる可能性は大いにあるのです。実際に私はそういう人を何人も見てきました。

 

なので、今の職場またはバイトが自分に合わないのなら、勇気を持って転職するのをオススメします。

 

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接客業に向いていない人は絶対いる

「接客業に向いていない」と悩んでいる人の中には、

自分にはこんな簡単なこともできないのか…

と自分を責めて悩んでいる人もいるでしょう。

 

それがコンビニやファミリーレストランのような最低賃金で働かなければいけない職場なら尚更ですよね。

 

でも、最低賃金だからといって、

あなたにとって仕事が簡単か

あなたの能力と合うかは別の話です。

 

自分の能力に合わないことをするのは、自分のためにならない

転職できる自由があるのに、能力に合わないことをダラダラと続けている人。

そんな人は多いと思います。

これは本当にもったいないことです。

もちろん、転職したからといって自分に合う職場にありつけるかどうかはわからないですし、リスクもあります。

でもぜひ、勇気を持って踏み出してください。

少なくとも、今よりはステキな未来が待っていますよ。