突然ですが、
- 人と話すのが嫌い
- 人と話すのが怖い
- コミュ障
- 人見知り
そんな方が「いざバイト先を探そう」となったとき、話さない職場を選びがちです。
私は、幼稚園時代〜小学生まで学校で一言も話さず、中、高、大学に入っても、ひたすらコミュ障の道を走り続けた人間です。あだ名はいつも野口さんでした。
そんな私が実際に接客バイトを4年以上した経験から、
コミュ障こそ接客バイトがオススメなんではないか?と思いました。
そこで今回は、
コミュ障こそ接客バイトがオススメな理由と、
コミュ障にオススメな接客バイト
を紹介したいと思います。
もくじ
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コミュ障こそ接客バイトがオススメな理由
「コミュ障が接客する」なんて、なかなか良いイメージがつかない人も多いと思います。
- 苦手なことやったってムダ
- どうせなら得意分野を伸ばした方がいい
そう思う方もいるかもしれません。
しかし、コミュ障こそ接客バイトがオススメなんです。
接客をやった経験が自信になる
まず1つ目。自信。
人生の中で一度でも接客をやった経験があると、それが人とコミュニュケーションを取る上での自信に繋がります。
どんなにコミュ障な人であれ、
引きこもりな人であれ、
生きていく中で、人と話す機会は避けられません。
公園で話しかけられるかもしれませんし、親戚のおばちゃんが家に来るかもしれません。
従兄弟の結婚式に呼ばれるかもしれない。
いやー話したくない。話したくないですよね。
そんな時、「接客をやった経験がある」というのは強い自信になります。
実際に私は接客を経験してから、人とのコミュニュケーションに対しての恐怖心がかなりなくなりました。
これは、接客を経験したことで得られた1つの財産です。
毎日、半端ない数をこなす
2つ目。
接客業では毎日ハンパない数の接客練習ができます。
たとえば、コンビニの店員さんの場合、1時間に30人のお客さんが来ただけでも、30回、お客さんの相手をします。
たった1時間の間に30回もの反復練習ができるわけですから、どんなにコミュ障で対人関係が苦手な人でも、それなりにできるようになります。
そして、なにより成功体験も生まれやすくなるのです。
その結果、「あんなに苦手だと思っていたけど自分にもできた」という自信がつき、
接客業がそれほど怖くなくなるのです。
問題解決能力がつく
3つ目。問題解決能力がつくこと。
接客をやっていると、どれだけマニュアル通りにやっていても、あらゆるトラブルや事件が起こります。
自分の道を尋ねられたり、お客さんが店の商品を壊してしまったり…。
すると必然的に、
- 起点の効いた返答
- 問題解決能力
がつくのです。
いわゆる適応力と柔軟性ですね。
ほとんどが初対面の人である
4つ目。ほとんどが初対面の人であるということ。
接客でコミュニュケーションをとるのは、ほとんどが初対面の人です。
コミュ障の方には、親しくない人とは上手く会話ができないのに、家族や恋人とはテンポよく会話ができる人は多いですよね。
私もそれでした。
それは互いのことを知っているから、詳しい説明や話の展開が必要ないからです。かなりざっくり言えば、話の方向性も答えもいらない会話でも成立するわけです。
でも、いざ家族以外の人と話をすると、
言葉足らずになったり、妙な沈黙ができたりする…!
そんなあなたに必要なコミュ力は、
家族以外の人とのコミュ力。
つまり、相手が何かを求めていたり、
何かに困っていて、答えを知りたがっていたりするときに、
わかりやすく説明したり、話を展開できるコミュ力です。
接客を経験して、多くの人とのコミュニュケーションをとると、この力が培われます。
その場限りの会話で良い
5つ目は、その場限りの会話で良いということ。
常連さんでない限りは、その場限りの会話でコミュニュケーションは終わります。
その後、二度と会うこともない人もたくさんいます。
なので、どんなに上手く話せなかったとしても、失敗も恥も書き捨て。
次で取り返せばいいんです。
それに、どうせその場限りの会話なので、相手が気分よく帰っていきさえすれば、話の内容なんてテキトーでOKなんです。
お年寄りから子どもまで話す機会がある
6つ目は、どんな年代の人とも話す機会があること。
店の位置や職種によってバラつきはありますが、ショッピングモールのレジ打ちやコンビニではお年寄りから子供まで話す機会があります。
すると、いろんな年代の人との会話をする良い練習になるのです。
以上が、コミュ障こそ接客バイトをオススメする6つの理由でした。
接客をやっても性格は変わらないのは本当
とはいえ、接客バイトをやったからといって、
根本的な性格は変えられません。
私は5年以上を接客業をやって、
コミュニュケーションには慣れましたが、人と関わるのは億劫な性格はみじんも変わりませんでした。笑
ガチのコミュ障だった私は接客業で対人恐怖症を克服した
ただ、私は接客バイトをやったことで、
苦手だった親戚づきあいや、知人とのお喋りがほとんど苦にならならなくなったこと
これは事実です。
親戚のおばちゃんだろうが、従兄弟だろうが友達だろうが、接客には変わりありません。
もともと社交的な性格ではないため上手くはないのかもしれませんが、
接客業で培った経験と自信によって、その場を切り抜けることは余裕にできるのです。
ちなみに、
近所の八百屋で「明日から接客しといて」と言われても、まったく恐怖心はないですね。
このように、接客をこなすことでついた自信が、対人関係にも良い影響を与えてくれています。
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コミュ障が接客系バイトを選ぶコツ
ではここから、コミュ障が接客バイトをする時に、バイト先を選ぶコツについて書いていきたいと思います。
お客さんと話す機会の多いものにする
まず1つ目は、
できるだけお客さんとの距離が近く、話す機会の多いものにすること。
いくら接客でも、お客さんとの会話が少ないものはコミュ力が養われません。
たとえば同じ接客でも、スーパーのレジ打ちとコンビニを比べると、圧倒的にコンビニの方がお客さんとの会話が多いです。
このように、働く先によっても差があるので、注意しておきましょう。
お客さんの方から話しかけてもらえるものにする
2つ目は、お客さんの方から話しかけてもらえるものにすること。
われわれコミュ障にとって、自分から話しかけに行く接客…いわゆる営業系は難易度が高いです。
たとえば、アパレル系のお店によっては、自分からお客さんに話しかけるのがマニュアルという店があります。
必ずしもダメだというわけではありませんが、少し難易度が高いので、できるだけお客さんの方から話しかけてくるものを選びましょう。
休日または夜にバイトにする
次は、休日または夜のバイトにすること。
私は朝勤・昼勤・夕勤・夜勤
どれも経験がありますが、
経験的に、平日の朝〜夕方は
急いでいるために気持ちに余裕のないお客さんが多いです。
つまり、会話数が減るばかりでなく、クレーマーもいるということ。
私も何度か非がないのに怒られたこともありますし、
夜勤のときの方が仲のいいお客さんが圧倒的に多かったです。
土・日曜もしくは夜勤が、ゆっくりしていてオススメです。
同世代の多いバイト先を選ばない
次は、同世代の多いバイトを避ける。
これは人にもよるかもしれませんが、
コミュ障の人たちは学校で同世代・同年代の人から浮いている存在だった人は多いと思います。
なので、あなたが大学生だとすると、同じように大学生の多いバイト先を選ぶと、
孤立してしまう可能性が高いです。
反対に、おばちゃんばかりの職場だと、めちゃくちゃ可愛がられることにかもしれません。
うちは、女ばかりの職場に一人だけ男子大学生がいたのですが、とても可愛がられていました。
バイトの難易度は、職場の人間関係によっても大きく左右されます。
このへんも意識的に取り入れていくと、イージーモードでバイトをすることができますよ。
外国人や年配の方の多いバイト先を選ぶ
先ほどの項目、一緒に働く人についてもう少し詳しく書いていきます。
一緒に働く人で、私自身が意識しているのは、
- 年配の人が多い職場
- 外国人のいる職場
です。
外国人職場には陰湿さがない
なぜ外国人のいる職場をオススメするのかというと、
日本人特有の陰湿さがあまりないからです。
先ほどの項目にも書いたように、
コミュ障の人たちは日本人特有の陰湿さから孤立をしてしまう人も多いですし。
そして、子どもの頃から味わってきたその空気にウンザリしている人も多いと思います。
私は中国人と韓国人の留学生と働いたことがありますが、悪口は皆無でした。
それぞれの国民性も関係しますが、
一番大きな原因としては、外国人同士なので、良い意味で同類意識が薄いせいだからだと思います。
他人に腹が立つのは、自分と同じ人間・近しい人間だと思うからです。
だから、買い物などで列に並ばない日本人を見れば私たちは腹が立ちます。
しかし、外国人職場の場合、
中国人が問題起こしても「中国人だからしょうがない」と思うのと同じように、
こちらも「あの人、日本人だから」で終わるのです。
だから、腹もそこまで立たない。
これは人間関係に悩んでいた当時の私にとって、めちゃくちゃ楽でしたね。
コミュ障にオススメな接客バイト
ではここから、コミュ障にオススメな接客バイトを紹介したいと思います。
個人でやっている小さなカフェやレストラン
まず1つ目は、個人営業のカフェやレストラン。
個人の店は
- マニュアルがゆるい
- お客さんと話す時間がある
ので、コミュ障のリハビリにはちょうどいいです。
ただ、デメリットとして、店によって当たりハズレが大きいのが特徴です。
個人事業主にとって、お客さんは宝。
一度、お客さんの信用を失ったら大問題です。
それに加え、自分で経営をしているという点からバイトに厳しい店もあるので、下調べを怠らないように。
コンビニエンスストア
2つ目は、コンビニ。
コンビニはマニュアルもゆるく、お客さんとの話す時間が多いです。
それに直営店を選ぶと、気持ちに余裕がある店長が多いので、それほど厳しくないのが特徴。
ただデメリットとして、仕事量が多かったり、時給が安かったり、オーナー店だとブラック労働させられる場合もあります。
雑貨屋や古着屋の店員
次は、雑貨屋や古着屋さん。
イオンなどのショッピングモールの中にある雑貨屋や、古着屋さんなどはマニュアルがゆるい店が多いです。服装も自由で、働くのが楽しいという話もよく耳にします。
デメリットは若い人が多いという点ですね。
お弁当屋さんのレジ打ち
最後は、お弁当屋さんのレジ打ち。
ちょっと地味かもしれませんが、お弁当屋さんのレジ接客は意外と穴場です。
あまり動かないのが辛い人は、キツイかもしれませんが。
以上が、コミュ障な方にオススメなバイトでした。よかったら参考にしてみてください。
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コミュ障が避けるべきバイト
ちなみにコミュ障が避けるべき接客バイトは、
居酒屋・アパレル系・夜の仕事です。
やはり、見た目にも気を使わなければいけなかったり、客層的にも難易度が高いです。
それ以外のバイトで、コミュ力のリハビリをしていきましょう。
3ヶ月続ければ慣れる
どれほどコミュニケーションに自信がない人でも、3ヶ月〜半年くらいで接客に慣れます。(私の場合は、1ヶ月くらいで慣れました。)
あまり緊張せず、「合わなかったらやめよう」程度の気持ちで3ヶ月続けてみてください。