接客なんて無理…。
疲れた。向いてない
接客業をやっていて、そう思う時はありませんか?
私はめちゃくちゃありました。
人嫌いやコミュ障にとって接客は地獄です。
お客さんが店に入ってきたときに、
「いらっしゃいませ」と声を荒げるのでさえ、苦痛で仕方ありませんでした。
しかし、そんな私でも、
見事に接客ギライを克服できました。
安心してください。
「習うより慣れろ!」という根性論ではありません。
心理学に基づいているちゃんとした方法です。
というわけで今回は、「接客が苦手」と悩んでいる方におすすめの接客克服法を書いていきたいと思います。
よかったらお付き合いください。
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もくじ
「接客が苦手」と悩む人の特徴
私の経験と、いろんな人を見てきた中で言うと、
「接客が苦手」「向いていない」と悩む人には、これらの原因があります。
- コミュ障、対人恐怖症
- マルチタスクが苦手
- 大きな声が出せない
- 記憶力に欠ける
- 内向的な気質
ちなみに、私は内向的コミュ障人間です。
個々にそれぞれの原因があるので、まったく別の悩みのように思いますが、根本的な部分は同じ。
それは良くも悪くも接客オンチだということです。
接客が苦手な人には接客が苦手な人の戦い方がある
接客オンチなら、接客をやらない方がいいのでは?
と思う方もいると思います。
それも、あながち間違いではありません。
でも、大丈夫。
絵のヘタな漫画家がストーリーで勝負するように、接客オンチな人には接客オンチなりの戦い方があります。
それには、難しい方法はありません。
メンタルを変えることで90%クリアです。
それは次の3つの方法です。
①「接客が苦手」な自分を受け入れる
接客に苦手意識がある方は、多くの場合、接客を上手くなろうとしていたり、
言い換えると、「今のままではダメだ」と思っています。
どうしたら、お客さんと上手く会話ができるだろう…。
どうしたら、どもらずに大きな声が出せるだろう…。
そんなことをクヨクヨと考えていることでしょう。私もそうでした。
しかし、あなたが接客に対しえの苦手意識を克服したかったら、接客を上手くなろうとしてはいけません。
何よりもまず大事なことは、
接客な苦手な自分を受け入れてあげることです。
そして、「接客オンチ」な自分を受け入れたら、ここからもう一つやることがあります。
それは最低ラインを低くすることです。
②最低ラインを低く設定する
2つ目は、最低目標ラインを低く設定すること。
先ほど「接客が苦手な自分」を受け入れました。
これが自分だと。
接客もロクにできない、引きこもりオタの自分こそが今の自分なのだと。
そしたらわかったはずです。
アパレルショップでよく見かけるような
あんなキラキラした接客がで自分にできるわけがないということを笑
ならば、今度は目標ラインを低くしましょう。
目標ラインを低くすることの大切さ
コミュ障人見知りオタクの私が、なぜ何年も接客を続けてこれたかというと。
ぶっちゃけ、自分へ求めるラインがめちゃくちゃ低かったからです。
これはどういうことかと言いますと、
どんな分野であれ、心が折れやすい人は自分への求めるラインが高い人なんですよね。
たとえば、「接客は笑顔いっぱいでしなければいけない!大声出さなくてはいかない!」という人。
自分へ求めるラインが高いと、そこに到達できない自分を責めてしまい、接客が苦痛になります。
そして、心が折れるんです。
なので、何かを継続するには自分に求めるラインをものすごく低くすることが大切です。
もしあなたはが、良くも悪くも自分に厳しくなっていたり、
うまい人の接客を見て、あんな風にできない自分がイヤになっていたりするのなら、
- 一人でもお客さんをさばけたらOK!
- どんな小さな声でも「挨拶」できればOK!
と、そのラインをめちゃくちゃ下げてみてください。
それがどんなぎごちない接客でも、接客オンチなあなたは一人のお客様に対しての接客を終えられたのですから!
とこれは半分冗談ですが、
そういうふうに、自分に求める最低ラインを超低くすることが大切です。
③苦手なことを捨てる
そして3つ目。
苦手なことがいくつもあるなら、いくつか捨てるのもありです。
私は
- 職場の人間関係
- 接客
- その他の細かい仕事や作業
のすべてが苦手でしたので、
お客さんの対応だけに集中して、あとのことは完全に捨てました。
全部やってたら、頭真っ白でエネルギー枯渇するから、という理由です。
職場の人間関係も、自社商品も捨てた
どれくらい捨てたかというのを書きますと、
職場の人間関係も面倒くさかったので、先輩どころか店長ともほとんど口をきかず、話しやすい一人の先輩とだけ話していました。
そして、自社の商品もあんまり勉強していなかったです。苦笑
今考えるとスゴイですが、
それでも、お客さんへの対応だけは真面目にこなしていました。
その頑張りが伝わったのか、半年後くらいには職場に溶け込むことができましたよ。
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それでもダメなら
とはいえ、ちょっと待ってください。
たしかにここまでは「接客に向いてない人が踏ん張るための方法」を書いてきました。
しかし、絶望的に接客に向いてないのなら、
別の職種に移るという選択肢も視野に入れておいてください。
向いてないことをするのは時間のムダ
なんで、こんなことを書くかというと、
- 苦手なことを怒られながらやるのは時間のムダ
- 転職が面倒くさくて、逃げているだけ
だからです。
実際に、私の先輩で絶望的な接客オンチからプログラマーに転職していった方がいました。
大変申し訳ないのですが、彼の接客姿は、まるでロボットのようでぎこちなく、突発的な事件が起きるとすぐにパニックになるような人。
もちろん、職場で一番、落ちこぼれ扱いされていました。
しかしそんな人でも、職種を変えれば優秀な人間として受け入れられる場合は大いにあるんですよ。
まあさすがに、年収や職場環境など詳しいことはわかりませんが、
現に先輩は、転職後に「さっさと転職しておけばよかった」とおっしゃられていましたよ。
たぶん年収もかなり上がったんじゃないかな。。まちがいなく。
私も辞めた
それに、私も接客を辞めてから、めちゃくちゃストレスフリーになりました。
接客が凄く苦手というわけではなかったのですが、
- 人付き合いにどっと疲れる
- 店長にイライラする
という悩みがあって、ほとんど毎日、抜け殻のように帰宅していました。
でも実際、辞めたら、
「あの悩んでいた毎日は何だったのだろう…。早く辞めとけば。」とものすごく後悔しました。
つまり何が言いたいかというと、
踏ん張るだけではなく、嫌な職場から逃げる勇気も大事ってことです。
日本人は「頑張りすぎて辞められない」人が多いので、ほんとこれ大事だなーと思います。
「環境の変化がイヤで、今の職場に固着しているだけじゃないか?」と自問してみよう
環境の変化がこわくて、今の職場に踏ん張ろうとしていないか?
それを考えてください。
勇気なんていらないので、転職してみてください。