絵・漫画

いつまでたっても絵がヘタならば「理屈」で学ぶべし

いくら描いても絵が上手くならない…

そんな人はいませんか。

 

かくいう私も、6歳からイラストを描き始めて、四六時中ラクガキをしていたというのに、

ほんの数年前まで(20代前半)、

小学生並みの絵しか描けませんでした。

 

ポーズ集の模写をやっても、

イラストの模写をやっても、

まったく上手くならない。

 

でも、5年以上試行錯誤を続けて、ある一つの答えに辿り着きました。

 

それは、絵は感覚で学ばず、理屈で学ぶこと。

 

そこで今回は、「絵が上手くならない人は理屈で学ぼう」ということについて書いていきたいと思います。

 

スポンサードサーチ

絵を描いても描いても下手な人は「感覚」で学んではいけない

  • とにかく絵がぜんぜん上手くならない
  • いつも顔と身体のバランスがおかしい。
  • ちょっと難しいポーズが描けない。
  • そもそもポーズが思い浮かばない。

これらに当てはまる人は、いませんか。

たくさんいると思います。

そんな人は、冒頭にも書いたように、理屈で学ぶことをおすすめします。

 

では、なぜ私が「理屈学び」を推奨するのか。

それについて説明するために、

そもそも、絵が下手な人(昔の私)はなぜ下手なままなのか、ということにいついて考えていきたいと思います。

 

なぜ長年絵が下手なままなのか

私は周りに絵が上手い人が多かったのでよくわかるのですが、

絵が上手い人って、本当にスラスラといろんなものを描きます。

 

頭に思い浮かんだポーズを、資料も見ずに、まるで知っているかのようにスラスラと。

 

そういう人たちは、目で見たものをぱっと描ける能力が高い。

 

いわゆる、「感覚的に描く能力」に長けているんです。

 

目で見たものを絵や写真として記憶する能力が高いともいうのかもしれません。

 

反対に、絵がいつまでも上手くならない人は、

人や物を見て、ぱっと紙に落とす能力が低いのです。

 

私は人の顔を覚えられない

たしか、デスノートの漫画で知られる小畑先生は、何かのインタビューで、

人の顔は一度見たら描ける…というような話をされていた記憶があります。

 

じゃあ反対に、私はというと、

 

私は何年も接客業をしていましたが、そこでわかったことがあるんです。

それは、お客さんの顔が覚えられないこと。

 

何年も働いているのに、先輩・同僚と話していて「え?そんなお客さんいました?」ってことがよくあったり、

お客さんから話かけられても、「誰だっけ」ということがよくありました。

 

(反対に、声や名前はわりとすぐに覚えられるんですが。)

 

こういうことからも、私は「目で見たものを、絵や写真として記憶する能力が低い」…ということがわかります。

 

スポンサードサーチ

なぜプロのイラストレーターの絵を模写しても上手くならないのか

こんなことはありませんか?

  • プロのイラストレーターの本や、あらゆるお絵描き本を模写しても、全然上手くならない。
  • お絵かき本を読んでも、一番知りたいところがすっ飛ばされているように感じる。

私もそうでした。

 

いくらプロのイラストレーター本やお絵描き本を読んで模写しても上手くなりませんでしたし、

お絵かき本を読んでも、「え?どうしてそうなるの?」ということの連続でした。

 

なぜこういうことになるかというと、販売されているお絵描き本のほとんどは、

感覚能力の高い絵描きが書いているものだからです。

 

なので、論理的に説明されていないことが当たり前で、

感覚的に描いた絵に、申し訳なさ程度に説明を加える…くらい。

 

いやいや、これは別に批判しているわけじゃないんです。

 

多分、感覚で学べる人にとっては、これでも十分に学ぶことができますから。

しかし、理屈で学ばないといけない人たちにとっては、ほとんど、いや、一つも学びとることができないのです。

 

感覚能力の低い絵描きが、絵を学ぶには?

では、私のような感覚能力の低い絵描きが画力を上げるにはどうしたらいいのでしょうか。

 

それは何度も書きますが、感覚で学ばないことです。

 

スポンサードサーチ

感覚能力の低い絵描きが、絵を学ぶ3つの方法

私は絵がヘタでヘタで

「どうせ下手だし集中力も続かないし、もうしらん」

と半ば諦めかけていた時期に、

一旦、感覚で学ぶことから理論で学ぶことに切り替えたら、みるみる上達しました。

 

具体的な方法を挙げると、以下の3つの手段です。(私が使っていた方法です)

  1. 論理的に説明してある絵の本を全模写すること
  2. 絵が少し下手なくらいの人のメイキングを見ること
  3. 言語能力の高い人(説明が上手い人)のメイキングを見ること

です。

 

①理屈で説明してある絵の本を全模写する

絵を描いている写真

世間的にどんなに良書といわれている絵の本であっても、

感覚的に説明がされている本であれば、私たちにとっては何の学びもありません。

 

なので、理屈で学べる本を選びましょう。

 

これはもうルーミス本一択です。

 

ルーミス本とは?

ルーミスの本は絵描きの間ではとても有名な本なので知っている方もいるかと思いますが、

とっつきにくくてやめたという人も多いと思います。

 

たしかに、とっつきにくいです。

 

しかし、これ以外に、

人体の描き方をここまで理屈で説明してくれている

すばらしい本は他にありません。

 

まったく絵に興味がない人でも、ルーミスの本を模写すれば、それなりに描けるようになるんじゃないだろうか、

というくらい恐ろしい本。

 

私はアニメーターの室井康雄さんがルーミス の模写を推奨していたので、2ヶ月くらいかけて模写をしました。

全模写してから、人体の構造や描き方、捉え方が180度かわりました。

おすすめです。

 

②絵が少し下手なくらいの人のメイキングを見る

2番目は、絵が少し下手な人のメイキングを見ること。

 

メイキング動画やメイキングイラストって、めちゃくちゃ絵の上手い人のものを観ることが多くありませんか?

 

でもそれよりも、少し下手なくらいの人のを観ることをおすすめします。

 

なぜかというと、めちゃくちゃ絵が上手い人って絵が下手な人の気持ちがわからないためか、

もしくは、一定レベル以上の人をターゲットにしているためか、

説明をすっ飛ばすことが多いんです。

 

だから、「あれ?ここ、どうなったの?」っていうことが本当に多いですし、あと説明も感覚的なことが多いので、観ているだけで辛くなってきます。

 

その点、絵が少し下手な人の説明は、痒いところに手が届くような説明をしてくれる。

私の見た感じですが、少し絵の下手な人のほうが、説明能力に長けていて、わかりやすい人が多かったです。

 

③言語能力の高い人(説明が上手い人)のメイキングを観ること

口

先ほどと少し被りますが、説明が上手い、言語能力の高い人のメイキングを観ることです。

 

メイキング動画ではあまり話さない人もよく見かけますが、それよりもマシンガントークでどんどん説明してくれる人を選びましょう。

 

  • 絵を見て学ぶのではなく、説明を耳で聴いて学ぶ。
  • 絵を見て学ぶより、文字(説明)を読んで学ぶ。

この考え方が、絵を理屈で学ぶにはとても重要です。

 

論理的に理解できたら、プロのイラストを模写も有効手段

せつ

ここまでは「理屈で学ぼう」を推奨してきましたが、あくまで最初は、ということことです。

何も、すべての感覚的お絵描き本やメイキングを否定しているわけではありません。

 

ある程度、理屈で学ぶことができたら、

プロの絵をたくさん見たり、模写をすることはとても効果的な手段になります。

 

なぜかというと、ルーミス本を使って(理屈で)学ぶことは構造を理解するにはとても良いのですが、

それだけだとキレイな線が取れないからです。

線画の勉強にはならないんですよね。

 

そのためには、別の方法が必要です。

 

私のやった方法

なので、私は

理屈で構造を学ぶ→プロの絵の模写→写真・ポーズ集の模写

の手順で絵を勉強しました。

 

もう少し具体的に書くと、

  1. ルーミスのやさしい人物画
  2. 好きな絵師や漫画家の絵(線)の模写
  3. ポーズ集や写真を見ながら線で描く

ですね。

①を終えたら、②と③を繰り返しやっていくと、上手くなります。

あと、感覚的な本やメイキング動画を観ても、以前より理解できるようになります!!

 

「いつまで経っても絵が上手く描けない」と悩んでいる方は、よろしければこの「理屈で学ぶ」手段を真似してみてください!

 

© 2021 SETSUの部屋 Powered by AFFINGER5