ここ数年、よく聞く「内向的」。
ほかにも、「繊細」「気にしすぎ」「HSP」など、いろいろな言葉で本が出版されていますね。
では、「内向的」というのは一体何なのでしょうか。
そこで今回は
・「内向的な人」の特徴
について書いていきたいと思います。
もくじ
内向的とは
では、はじめに「内向的な人」とはどんな人を指すのでしょうか。
一般的にいえば、消極的だとか、引きこもりだとかそういったマイナスイメージを持たれている方も多いと思います。
しかし、実際には違います。
「内向的な人間」というのは、
自分の内側で生命エネルギーを回復させる人のことです。
友達と遊んでいるとき、疲れて家に帰りたくならない?
たとえば、大人数のパーティに行ったとします。
そんな大勢の場に30分もいれば、
もうヘトヘトで家に帰りたい。
一人になりたい…。
そう思う人はいませんか。
それはあなたが「内向的な気質」を持っているからです。
内向的さんは一人でいないと回復できない
内向的な人は、自分の安心できる場所で一人にならないとエネルギーが回復できません。
パーティや遊園地、レジャーなど、刺激の多い場所にいては、ひたすらエネルギーを消費しつづけて、
魂の抜け落ちた空っぽの肉体になっていくのです。
なので、内向的な人は、
家に帰って静かな場所で読書をしたり、ネットサーフィンをしたり、絵を描いたり、
そういった刺激の少ない遊びをして内向的な人はエネルギーを回復していきます。
外向的は疲れない
ちなみに、外向的というのは、いくら人といても疲れません。
内向的な人が、刺激を受ければ受けるほど消耗するのに比べ、
外向的な気質を持った人は、大きな刺激を受ければ受けるほどエネルギーが蓄えられていくのです。
外向的な人の特徴
- 人と会っても疲れない
- 人と接するのが好き
- ジェットコースターなど、刺激が強いものが好き
- ひとりの時間が苦手
- 読書や裁縫など、刺激の小さいことに耐えられない
内向的な人の8個の特徴
では、もう少し詳しく「内向的」を見ていくために、
内向的な気質を持ったの人の8つの特徴を書いていきたいと思います。
ちょっと人と会うだけで疲れやすい
まずは、先ほども書いたように、内向的な人は
ちょっと人に会うだけでとても疲れてしまいます。
内向的は外からの刺激にとても弱い人が多く、
そしてその上、HSPの気質を備えていると、他人の顔色や感情を敏感に感じ取ってしまったり、気にしてしまう人もいます。(これをHSPといいます。)
これらが合わさると、
- 人と少し話すだけでも疲れてしまう
- 人と接するのさえおっくう
に感じてしまい、自分の中に引きこもってしまうのです。
人の集まる場に行った後は、一人の時間が欲しくなる
2つ目は、人の集まる場所に行くと1人の時間が欲しくなる。
友達とのパーティや、ショッピングに行った時など、「一刻も早く帰りたい」と思う人はいませんか。
これも1つ前の項目で書きましたが、内向的な人は
人ごみや雑音の激しい場所など、
多くの刺激を受けると、ヘトヘトになります。
そして、
「1人の世界に引きこもって回復したい」
という願望が生まれてくるのです。
プレッシャーに弱い
内向的な気質の人は、物事に関してじっくり取り組むほうが得意です。
昔のスポ根にありそうな熱血指導をされると、外向的な人は燃え上がるのに対し、
外からの刺激に弱い内向的は、プレッシャーを感じると能力が発揮できない傾向があります。
わたしは学生時代、前の席から後ろの席に移っただけで、勉強の成績がかなりアップしました。
テストを受けるときも一番後ろの席だと心に余裕が生まれ、落ち着いて問題を解けることが多かったです。
(もちろん、学生時代は内向的な気質が原因だとは思いもしませんでしたが)
このように、内向的な人は
プレッシャーに弱い(ちょっとしたことでも敏感に感じ取りやすい)のです。
一人でも平気。引きこもっていても苦に思わない
刺激に弱い内向型は、自分のくつろげる場所(家など)で、一人で引きこもることを好みます。
中には、
- ずっと一人でも苦じゃない
- 家から出なくても平気
そんな人も多いです。
今ではネットでも稼げる時代。
好きな環境で働けたり、自分を自由に表現したことが仕事に繋げられる今は、
内向的気質の方には持ってこいの時代でしょう。
頭で考えてから動く事が多い
次に、内向的な人の特徴として、
新しい物事にはかなり躊躇します。
頭でじっくり考えてからから動き出すことが多いです。
なぜなら、
- 万が一失敗した場合に受ける、大きな刺激を避けるため
- 自分の中の安全圏内で生活するのを好むため
です。
危険な場所には近づかず、安全かどうかを見極めてから動き出します。
ただ、一旦動き出すと、
外向的な人よりも深掘りするのが得意な人も多いです。
言葉より文章で伝えるほうが得意
そして内向的な人は、言葉より文章で伝えるのが得意な傾向があります。
文章ならば、じっくり熟考しながら、何度も書き直しができるからです。
相手の顔が見える上にアドリブ力の必要な言葉のコミュニケーションよりも、
やり直しのできる文章でのコミュニケーションのほうが、
内向的な性格の人にはあっているのです。
[st-kaiwa1 r]子どものころから、文章を書くのが得意だったとか、読書感想文で表彰されたことのある人はいませんか?[/st-kaiwa1]
子どもの頃から「静かだね」と言われてきた
- ひとりの時間を好む
- 大きな刺激に弱い
- じっくり考える
内向的な人は、幼い頃から「静かな人」と思われてきた人も多いです。
私もそうで、子供のころからいつも「静かな人」「あまり喋らない人」と言われてきました。
威圧的な人を前にすると萎縮してしまう
内向的な人は、威圧的な人を前にすると萎縮しがちです。
なぜなら、いつも以上にエネルギーが消耗されますし、
威圧的な人は自分とは正反対の外向的な人である場合が多いからです。
どうしてこんな態度を取れるのだろう?
もっと考えて行動すれば、こんな態度はとれないはずなのに…。
相手のことを理解できないため、精神的にかかる負担が大きくなるのです。
以上が、内向的な人の特徴でした。
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内向的かどうかを判断するには
自分が内向的な気質を持っているかるどうかを判断するには、
・人と接すると疲れやすいかどうか
・休むために一人の時間が必要かどうか
が一番のポイントとなってきます。
この2点に当てはまる人は、内向的な気質を持ち合わせているといっていいです。
しかし、中には
「根本的には一人が好きだけど、自分は友だち付き合いも豊富だし、雰囲気も明るい方だ」
という人もいると思います。
そういう人は、根本的には内向的な気質ですが、外向的な気質もそこそこ持っているんです。
誰もが外向的・内向的な気質を持っている
自分のどんな面でも、100パーセント内向的な人はまずいません。
誰しもが外向的・内向的な気質を持っています。
事実、私も友だち付き合いはそれなりにある方ですし、刺激の強い旅行なんかも大好きです。
ですが、出かけるととことん疲れて
一人になりたくなります。
自分では、内向的気質6、外向的気質4くらいだと思っています。
このように、根本的には内向的気質だけど、振る舞いや表面上は外向的な人も多いです。
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内向的な自分を受け入れて付き合っていこう
内向的な自分が嫌いな人。
なくしたいと思っている人もいるかもしれません。
私も過去はそうでした。
しかし、どんなに悩んでいたとしても、
それがあなたです。
内向的な気質を受け入れて付き合っていきましょう。