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漫画家志望が美大へ行くメリット・デメリットを元美大生が正直に答えます

公園

漫画家志望になるには、美大に行った方がいいのか?

という点についてよく言われていますよね。

私は元美大生で、アートっぽい道に進んでいた時期もあれば、漫画を描いて担当さんがついた経験もあります。

そんな私が結論から言えば、

漫画家志望は無理して美大を目指す必要はないと思っています。

だって、漫画と美術では、絵の種類がぜんぜん違いますもんね。

 

とはいえ、メリットがあるのも事実。

 

そこで今回は、漫画家志望が美大に行くメリット・デメリットを正直に書いていきたいと思います。

漫画家を目指されている皆さん、よかったら参考にしてください。

 

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漫画家志望が美大へ行くメリット

漫画家志望が美大に行くメリットは4つあります。

 

①デッサン力・観察力が鍛えられる

②絵を描く時間を圧倒的に割ける

③あらゆる個性を持った人に触発される

 

①デッサン力・観察力が鍛えられる

美大に入ると、とりあえずどんな学科でもデッサンから始まるのがほとんどです。

また、国立・公立系の美大芸大を目指すのであれば、受験前に画塾に数年間通うことになります。

なので、美大を受験するころには圧倒的にデッサン力がついていますし、

デッサン力=観察力を鍛えるためのものでもあるので、それと同時並行して観察力が鍛えられます。

 

②絵を描く時間を圧倒的に持つことができる

2つ目は、美大に入ると絵を描く時間が圧倒的に持てます。

なので、必然的に絵は上手くなりますし、作品に対する思想や向き合い方を考えるようになります。

もちろんそれが漫画という作品にいかされるかどうかはその人次第ですが、美術であれ漫画であれ何らかの作品に向き合い続ける時間はとても勉強になるものです。

 

③あらゆる個性を持った人に出会える

美大にはとても個性的な人たちがたくさんいます。

外見からぶっ飛んだ人や、一見すると普通でも考え方が面白かったり、すごい作品を作る人がいます。

そして、上の大学に行けば行くほどみんな野心家なので、励みにもなります。

 

漫画家志望が美大に行くデメリット

では次に、漫画家志望が美大に行くデメリットを書いていきたいと思います。

デメリットは次の2つです。

 

①漫画で必要な絵の上手さと、美術に必要な絵の上手さは違う

②絵を描いてばかりなので、普通の勉強が疎かになる可能性がある

 

①漫画で必要な絵の上手さと、美術に必要な絵の上手さは違う

1つ目は、漫画と美術での「絵の上手さ」は違うということ。

漫画といえば線画が中心ですが、美大で学ぶのは線画ではありません。

西洋画や日本画などを思い浮かべてみてください。

アニメや漫画のように線で形どった絵ではなく、陰影だけで描かれたふわっとした絵が多いと思います。

美大で学ぶのは、そうした陰影で描かれた絵なんです。

なので、美大の授業をどれほど真面目に受けても、線画はちっとも上手くはなりません。

つまり、漫画絵は上手くならないということなんです。

 

②絵を描いてばかりなので、普通の勉強が疎かになる可能性がある

2つ目は、美大に行くと絵ばかり描いているため、その他の勉強が疎かになる可能性があるということ。

美大では、ひたすら作品を作っています。

デッサンなどの基礎、課題、個人制作…

それから、美術の歴史を学びます。

種類はさまざまにしろ、基本的には絵中心の生活を送ることになります。

でも、漫画といえば絵だけではありません。ワンピースは海賊や天候の知識が出てきたり、コナンにだってあらゆる分野の知識が出てきます。

美大に通って、ひたすら絵だけを描いていると、「普通の勉強」が疎かになる可能性があります。あくまで可能性です。

なぜなら、みんな絵が大好きな人ばかり集まる環境だからです。

そんなわけで絵を描くのにはもってこいの環境ですが、それ以外のことをやるのはちょっとハードルが高いかもしれません。

 

以上が、美大に行くメリット・デメリットでした。

 

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美大にもメリットはある

美大に行った私が経験的に言えることは、遠回りになる可能性は高いけれど、美大にもメリットはあるということです。

やはり、絵を描いている人たちや自分の作品と真剣に向かいあっている人たちに囲まれている環境というのは、すばらしいことです。

 

良かったら参考にしてみてください。