外注さんに仕事を頼むようになってから、ストレスが倍増した。
そんな方は多いと思います。
私は副業でブログ、イラスト関係の仕事の受注など色々やりながら、お小遣い稼ぎをしています。
半年前に、外注さんと初めて仕事をするようになったのですが、
最初の1週間くらいストレスで寝込みました。
〆切、メールの遅延、指示不足、喧嘩やトラブル…。

これは断言できますが、
もともと対人関係でストレスを感じやすい性格の人は、外注するとストレスが倍増します。
なので今回は、私が模索してわかった、外注でストレスを減らすための方法を紹介します。
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もくじ
対人関係でストレスを感じやすい人は、外注に向いていません
今は、個人でも簡単に仕事を外注することができる時代です。
外注が記事がほとんどのブログや、動画編集を外注に頼むYouTubeチャンネルなどがそうですよね。
たしかに、外注さんに頼むと仕事量が減ったり、自分ができないこともやってくれたりするのですが、
デメリットもあります。
経験からいうと、
対人関係でストレスを感じやすい人は、外注には向いていません。
というか、ストレスが増えます。
こだわりが強い人・完璧主義な人も同様です。
これは、芸人たかまつななさんの動画に芸人のヒロシさんがゲストで出演されていたとき、ヒロシさんもおっしゃられていました。
キャンプ動画で有名なヒロシさんですが、撮影から動画編集まで、すべて一人でやっているそうです。
それは、外注すると自分が思っているものとは微妙に違うものが返ってくるし、それがストレスになるから。
こだわりの強い人ほど、その微妙な誤差が気になるので、ストレスを感じやすいのだと思います。

- 対人ストレスに弱い
- こだわりが強い
- 完璧主義
これらに当てはまる人が、仕事の外注をすると、ストレスがかなりかかります。
外注でストレスを感じる原因4つ
では、外注でストレスを感じる原因について書いていきたいと思います。
①時間と仕事量が増える
②外注先への指示不足・やってほしいことが思うように伝わらない
③メールのやり取りでの気疲れ
④喧嘩、トラブル
①時間と仕事量が増える
まずは時間と仕事量。
外注に仕事を頼むとなると、最初は【マニュアル作り】に追われます。
マニュアルは作ってしまえばこっちのものなのですが、完成するまでに何度も何度もトラブルが発生します。これについては、次の項で書きます。
あと、外注の使い方によっては、逆に自分の仕事量が増えてしまう場合もあります。
YouTubeの動画編集作業でも、毎回同じような編集方法の場合、
最初に一度だけマニュアルを作れば終わりです。
同じマニュアルで、外注さんが100本でも200本でも動画を作ってくれるでしょう。
しかし、毎回違う色を出す動画(エンタメ系)や、こだわりがありすぎる場合は違います。
毎回毎回、別のマニュアルを作って、提出しなければいけません。
つまり、マニュアルを作る分、仕事量が増えるんです。
②外注先への指示不足・やってほしいことが思うように伝わらない
2つ目は、指示不足・伝えたいことが外注さんに伝わらないこと。
たとえば、ブロガーがライターさんに仕事を発注するなら、本人もライティングについてある程度の知識があるので、それほど指示不足は発生しません。
しかし、例えば、動画編集のことをよく知らないユーチューバーが、動画編集のプロに仕事を発注する場合、かなり指示不足やトラブルが発生すると思います。
一方は素人、一方は専門家だからです。
マニュアル通りにやってもらったら、なんか違うものが返ってきた…
それに修正指示を出したら、険悪なメールが…みたいな。
素人が専門家に仕事を頼むのですから、トラブルが発生するのは当たり前です。
しかし、他人に仕事を頼む場合、自分が素人、相手が専門家…というのはよくあることです。
社長と社員の関係によく似ています。
その知識の差を埋めながら、どんな指示を出すか、
それが重要になってくるのですが、これがかなり大変です。
③メールのやり取りでの気疲れ
3つ目は、メールのやり取りでの気疲れです。
外注さんと仕事を始めると、追われるようにメールが来ます。
私のようにそれ自体がまずストレスになる人も多いですし、ちゃんとしたメール文を書こうとして気疲れする人もいます。
それに、外注さんによってメールの文章はさまざまです。
- 名前や挨拶を必ず書く人
- 短文、またはとんでもない長文で送ってくる人
- 『!』すら使わない人
- 絵文字もよく使う人
- 普通のビジネスメール以上に、文章が丁寧で硬い人
私の場合、無意識にこういった相手の文章に合わせようとして気疲れしてしまいます。

④喧嘩、トラブル
4つ目は、喧嘩やトラブル。
喧嘩にまで発展することはほとんどありませんが、『修正依頼』を出した後に、
メールがとつぜん素っ気なくなったり、逆ギレしてくる外注さんがいます。
私の場合、逆ギレはありませんでしたが、明らかな嫌味の文章を送られました。笑
『修正依頼』というのは、相手(専門家・プロ)のプライドを傷つける行為です。
なので、本当に慎重にやらないと、互いの気分を悪くするだけの結果にしかなりません。

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外注は気疲れ・トラブル・イライラの連続です
ここまで見てきてわかったように、外注をすると、気疲れやトラブル、イライラの連続なんですよね。
何度心が折れたかわかりませんし、あまりのストレスで、自分のうめき声で目覚めたこともあります。
とはいえ、私はかなり改善しました
とはいえ、さすがに半年もやっていると、今はかなり改善しました。
メールもほとんどストレスなく返せるようになりましたし、
たとえ初めての人に外注する場合でも、
業務内容の説明〜業務開始〜納品〜検収完了
まで、なんのトラブルもなくスラスラいきます。
トラブルどころか、質問すらされずに、納品していただける場合がほとんどです。
外注でストレスを感じる人にやってほしい対処法4つ
対人ストレスに弱い私がいろいろ模索してわかった、
ストレスを溜めずに外注する方法4つはこれです。
①トライ&エラーを繰り返し、不足のない指示をできるようする
何よりもまずストレスを減らすには、
不足のない指示を一度で出せるようになることです。
指示不足があると、何度も何度もメールのやり取りをしなければいけません。
私は何よりもメールのやり取りにストレスを感じる人間だったので、メールの回数を少なくするために、
『完璧なマニュアル作り』をしました。
この『完璧なマニュアル』は、失敗しながら作っていくしかないのですが、
ある程度、正解がわかってくると、落とし穴があります。
指示や要望をマニュアルに詰め込みすぎてしまうのです。
マニュアルの多さ
これは私の経験なのですが、、
以前クラウドワークスで仕事を受注したとき、10枚近くのガイドライン・マニュアルをどっさり送ってきた会社がありました。
『ここに全部書いてあるから、わからないことはこれ読んで。』
みたいな。
あれはダメです。(とくに個人で仕事を発注する場合)
あまりに複雑すぎると、読み落としているのか、
ガイドラインに書いてあることをわざわざ質問してくる外注さんもいます。
たしかにこれは、外注のせいといえばそうなのですが、
外注さんが隅から隅まで読まないことを念頭に置いて、
簡潔にガイドラインやマニュアルを作成することが大切です。
そして、重要な部分は一目でわかるように赤字やライン線を引いておきます。
- できるだけ簡潔に。不要な情報は書かない。
- 重要な要望は、めちゃくちゃわかりやすく書く!
これが大事です。
②外注さんはできるだけ少数に絞る
そして、ストレスを溜めないためのポイントその②は、
外注さんはできるだけ少数に絞る。
人間関係に気疲れするタイプの人は、やはり、付き合う人の数だけストレスが増えます。
なので、
最初だけテストとして10人に発注してみて、これという人材が見つかったら、2〜3人に絞ることをオススメします。
ぶっちゃけ、1人で事足りるなら、1人でもいいと思います。
『外注先を絞る』ことは、ストレスとか関係なく、仕事を外注する上でも当たり前の方法かもしれません。
しかし、対人ストレスをなくすためにも、
この『外注先を絞る』ことは大切です。
能力の高さよりもコミュニケーションが取りやすい人を優先する
対人ストレスに弱い人は、とくに、
能力の高さよりもコミュニケーションが取りやすい人を優先した方がいいです。
仕事は速いけど、メールの文章がなんかムカつく…みたいな人より、
能力はまあまあだけど、メールが丁寧で、仕事熱心で好感が持てる。
みたいな人の方が、リラックスして仕事ができますよね。
もちろん、会社として外注に仕事を頼むのなら、『コミュニケーション能力』はあまり関係ないかもしれませんが、
個人同士のやり取りなら、そこを大事にした方がいいと思います。
③メールは読み返さない、できるだけテンプレ化する
3つめは、メールは読み返さない。そして、できるだけテンプレ化すること。
『メールの読み返し』はめちゃくちゃストレスが溜まります。
私の場合、読み返しすぎて、正しい日本語がわからなくなり、物凄く変な文章になってしまったことがあります。
ビジネスメールでは、綺麗な長文を送ってくる人もいますが、
メールは、正しい文章より、『伝えたいことをきちんと伝えられているか』が大切です。
伝えたいことがちゃんと書けているのなら、わざわざメールの文章を読み返して細かい部分の修正(言い回しが正しいかどうかなど)などしたりせず、
さっさと送ってしまいましょう。
相手もそこまで気にしていませんし、本当に間違った文章だったら謝れば済むことです。
個人同士のやり取りの場合、

みたいな人のほうが人間味があって好感が持てますよね。
メールのテンプレ化
あと、外注さんとのメールは、ある程度テンプレ化することができます。
わざわざ一から打つのではなく、コピペをどんどん活用しましょう。
④副業や個人の場合、【本当に外注が必要か】もう一度考える
最後に4つ目。
『本当に外注が必要か』をもう一度考えてみることも大事かなと思います。
これは私の経験ですが、外注さんに頼んでいた仕事だったけど、やってみたら意外と自分もできた…ということもあります。
たとえば、ロゴマーク1つとっても、会社のロゴマークならプロに外注したほうがいいかもしれませんが、
SNSや自分のブランドアイコンとして使用する場合なら、自分で描いたほうが味が出る場合もあります。
素人の方が好まれる場合もある
ちなみにうちの両親は10年以上会社を経営していますが、その会社のロゴは父親が作りました。
素人目に見れば、普通のロゴですし、むしろ良い意味で目立ちすぎたので、わざわざ地味にしたほどです。
なので、何をするにも必ずしもプロの手が必要ということはありませんし、
逆に素人が作ったものの方が好まれてしまう場合もあるんです。
ぜひもう一度、外注が必要か考えてみてください。
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それでもやっぱりストレスはあります
とはいえ、それでもやっぱりストレスはあります。
どんなに一部分であれ、仕事を外注すると、自分の感覚で仕事ができませんからね。
外注さんにあまり頼っていないころは、
『外注さんに仕事をしてもらって、時間的余裕を作ったほうがいい』
『自分は自分にできることだけやったほうがいい』
と思っていた私ですが、今では、
芸人ヒロシさんが、外注に頼まないと言い切る気持ちが死ぬほどわかります。
自分がこだわっているもの(好きなこと)ほど、他人の手が入りこむとストレスが溜まるんですね。
外注さんに頼むと、自分ができないこともできるようになります
ただし、外注に頼むと自分の力だけではできないような仕事までできるようになります。
介護をやったことがない人でも、介護経験のある人に記事を頼めば、介護に関する詳しいブログをつくることができますし、
ブイチューバーの作り方がわからない人でも、その道のプロに頼んで作ってもらえれば、自分がブイチューバーとして活動することができます。
なので、ストレスが溜まるからといって、外注を避けることは可能性を縮めることになるので、
自分がリラックスできる範囲で、他人の力をどんどん借たほうがいいかと思います。
【結論】外注はストレス溜まるけど、できるだけストレスを減らすことはできる
外注はストレス溜まります。
しかし、最初のうちにたくさん失敗すれば、後々はかなりストレスを減らせますので、
自分にぴったりの人材が見つかるまで、
最初だけは血を吐きながら耐えましょう。
私が救われたオススメの本を紹介しています。
