絵・漫画

絵を始める初心者は何からやればいい?

デッサン用の鉛筆

絵を描いてみたいけど、

大学生、あるいは社会人だから、

何から手をつけていいかわからない…

そんな人は多いですよね。

 

新しい分野を始めるのって、ある程度大人になってからだと、物凄く抵抗ありますよね。

今さらやったって、子供の頃からやってる人には劣るし

そもそも昔から絵は下手だったし…

美術の授業なんて平均以下~平均並みだったし…

なんて。

 

私もそうでした。

学生時代は一応、美術を専門に学んでいましたが、Adobeや3D系のソフトばかりいじっていて、

アニメや漫画系のイラストなんてまったく描いていなかったので、

本当に絵がヘタでした。

 

やっと手で手描きを始めたのが21歳。

 

(この手描きは「アナログ」って意味じゃなくて、デジタルイラストも含めです。)

とにもかくにも「線を描く」ということを始めたのが21歳。

 

まあでも今では、仕事になるレベルには描けるようになりましたよ。

で、その経験からわかったことがあります。

 

「いつ始めるか」はぜんぜん関係ないってこと。

「何年描いているか」はあんまり関係ないってこと。

なんでかっていうと、効率よくやれば、何歳からでも上手くなれるんですよね。

 

ってこれについて書くと、長くなるのでまた機会があれば記事にまとめようと思います。

 

とりあえずなにが言いたかったかというと、

今あなたの年齢が何歳であってもあんまり関係ないよってことです。

 

前振りはここまでにして、本題に参りましょう。

 

今回は、初心者が絵を始める方法について描いていきたいと思います。

 

▽ちなみに、私の絵の経歴はこんな感じ

  • 美術部抜けたり入ったり
  • 美術系の学校でデッサン・美術・デザインを3年
  • 漫画は独学。某大手でちょっとしたデビュー経験あり
  • デジタルカラーイラストも独学で勉強中

 

とはいっても、どの程度の画力なのかは想像にお任せします。

ただ、これらの経験上、普通の人よりは絵に関して的を得た回答ができるかと思います。

 

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初心者が絵を始めるには何から手をつける?

面倒くさい

絵を描き始めたいけど、何から手をつけていいかわからない…。

その答えは、

「なんでもいいから、とりあえず描くこと」です。

正直、絵を描いている人で、いろいろ考えている人はあまりいません。

下手でもいいから、描きたいときに描き始める、それだけ!

 

…とアドバイスする絵描きの多さといったらないですよね。

「描け! とにかく描け!」って。

 

いくら「描け」と言われても、多分ここに辿りついたあなたは、「そんなことはわかってるよ」という気持ちだと思います。

 

「とにかく描け」というアドバイスをする人は、

  • 物心ついた時にはすでに絵を描いているタイプの人
  • 「絵 初心者 描き方」とか検索すらせず、描いている人
  • 絵を描くことに慣れすぎて、初心者の気持ちを忘れてしまった人
  • プロとして絵の仕事をしている人

たちなんですよね。

 

この記事に辿り着いた人は、そういう人たちとは根本的に違います。

  • どちらかというと慎重派
  • まだ絵を描く楽しさを知らない
  • 趣味程度に学びたい
  • スキルの一つとして、効率よく学びたい

という方だと思います。

 

なのでここに辿り着いた人は、そういった絵描きの言葉(とにかく描け論)には耳を塞ぎましょう。

 

では、初心者のあなたはどうすればいいか。

 

私がオススメするのは、

自分の描きたい絵を、5分でいいから描いてみること

です。

これならできそうじゃないですか?

 

大きくやろうとすると、絵を嫌いになる可能性がある

ちなみに前者は、小さな習慣という本を元にした考え方です。

やりたいことは大きく始めようとせず、自分が「挫折できないくらい小さなこと」から始めてみる。

 

私も新しいことを学ぶときには必ずこの方法でやっています。

絵はたくさんの種類・塗り方があり、描けば描くほど奥の深いものですが、

始めから大きなことをやろうとすると、絵という対象を嫌いになる可能性が高まります。

 

そうやって悩んでいる同級生たちをたくさん見てきました。

いわゆる自分からスランプへ飛び込んでしまうんですね。

 

なので、できるだけ小さなことから始めてみましょう。

では、次の順序でやってみましょう。

 

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絵を描き始める順序

小さく始めるといっても、非効率なことをしていては上手くはいきません。

なので、下記の順番でやってみることをおすすめします。

  1. 自分の描きたい絵の種類を知る(目標設定)
  2. 道具をそろえる
  3. 道具の使い方を覚える
  4. 目標の絵を描くための資料を集める
  5. 資料を見ながら描く

 

です。

 

ちょっとわかりづらいかもしれないので、これを「料理」に例えてみました。

 

  1. ハンバーグがつくりたい
  2. ひき肉、たまねぎ、卵、パン粉。あるいは、まな板、包丁、フライパンを用意する。
  3. 包丁の扱い方を覚える。
  4. 料理本を買ったり、レシピサイトを見つける
  5. レシピサイトを見ながら作る

 

ちょっとは、わかりやすくなりましたかね。

じゃあここでもう一度、「絵」の方に戻ります。

 

①自分の描きたい絵の種類を知る(目標設定)

→例)漫画が描きたい

②道具を揃える

→例)クリップスタジオペイント(ソフト)を買う

③道具の使い方を覚える

→例)クリップスタジオペイントの操作法を学ぶ

④目標の絵を描くための資料を集める

→例)漫画の描き方本を買う、あるいは漫画の描き方が載っているサイトを見つける

⑤資料を見ながら描く

→例)④の資料を見ながら、描いてみる

 

①まず「どんな絵が描きたいのか」を知ろう

絵を描き始めたいけど、何から手をつけていいかわからない…

そんな時に重要なのは、

自分がどんな絵を描きたいのか知ること

ことです。

 

自分が描きたい絵を知る

「絵」といっても色々な種類があります。

 

大きく2つに分けると、

  • 漫画・イラストレーター 系の絵
  • 美術系の絵

です。

漫画系にもたくさんの種類がありますし、美術系にも油絵や水彩画、日本画など色々な種類があります。

 

あるいは、

  • デジタル
  • アナログ(手描き)

に分けることもできますね。

「水彩画」一つとっても、今はデジタルソフトで水彩風に描くこともできます。

 

なので、そのたくさんの種類の中から自分が「描きたいな」と思っている絵を思い浮かべてみてください。

 

ここで、多くの人はプロが描いた絵画とかイラストとかを想像しがちです。

もちろんそれも悪くはないのですが、目標は高すぎると挫折しやすくなります。

よほど「描きたい!」という気持ちがあるならいいかもしれません。

しかし、いきなり大きな物を思い浮かべると、やはり挫折しやすくなります。

なので、本当に小さなことでOKです。

せつ
今の自分のレベルより、一段上の階段を思い浮かべる感じです

 

漫画のキャラクターを頭から足まで描きたいとか、

漫画を1コマだけ描きたいとか、

食パンをデッサンしてみたいな〜とか

もう本当にとてつもなく小さいこと、時間さえかければできそうなことでOKです。

 

なんとなく決まりましたか?

 

では、次に行ってみましょう。

 

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②その絵を描くための画材を集める

じゃあ次に、その絵を描くための道具を揃えましょう。

シャーペンと消しゴムだけでも描ける場合は、②と③はとばしてください。

 

私が道具を揃えるときに一番重要視するポイントは、「扱いやすさ」です。

なぜかというと、道具の扱いやすさは、挫折に大きく関係するからです。

たとえ「無料だから」「安いから」といって使い始めても、使いづらかったら一度使ってやめてしまいます。

逆に、「無料のもの」「安価なもの」でも扱いやすいならば、そちらを選びます。

 

漫画含め、デジタルイラスト系なら、CLIP STUDIO PAINT EXがオススメです。

漫画もイラストも描けますし、簡単なアニメも作ることができます。

価格は1万~2万円しますが、これだけいろんな機能がそろっていると正直、1年で元はとれます。

 

鉛筆デッサンなら、家にある学習用の鉛筆を使うのではなく、ちゃんとデッサン用の鉛筆を購入しましょう。

 

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手の画像
「趣味」でデッサンを始めたい初心者に必要な道具は6つだけ!

 

③道具の使い方を覚える

3つ目は、道具の使い方を覚えること。

手描きの場合、とりあえず描いてみるということもできますが、

デジタルソフトなどの新しい道具を扱う場合はそうはいきません。

 

なぜかというと、今のあなたはまだペンの持ち方さえ知らない状態だからです。

さすがに、ペンの持ち方も知らなかったら、絵は描けませんよね。

 

ちなみに、デッサンも同じです。

使うのは鉛筆ですが、持ち方が普通の持ち方とは違います。

 

包丁の持ち方すら知らなかったら、料理を始められないのと同じで、

まだ絵を描くにはちょっと早いです。

なので、ペンツール、消しゴムツール、四角の描き方、円の描き方など、最低限でいいので把握しておきましょう。

 

ここが一番大変かもしれません。

なので、私は次の方法でやっています。

 

私は1日5分~30分しかやらない

私の場合、こういう新しいソフトやツールを覚えたりするのが本当に苦痛なので、

新しいソフトなどの使い方を覚えるときは、1日5分~30分。

長くて1時間くらいしかやりません。

「5分でいいからソフトを学ぼう」と重い腰を上げてなんとかやってます。

それを、3日〜1週間くらいかけて覚えます。

 

新しいことを学ぶのが苦手って人でも、

  • 1日5分だけ
  • 新しいことを1つだけ覚える

と小さな目標を立てることで、重い腰を上げることができますよ。

 

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④資料を集める

ある程度、道具の使い方を覚えたら、次は資料(レシピ)集めです。

何も見ずに描き始める人は多いのですが、これをやるのとやらないのとでは成長速度が格段に違います。

 

これは初心者の話をしているのではなく、プロの仕事でもそうです。

調べながら描く人はどんどん上手くなり、自分の想像だけで描く人は、ある一定までは上手くなりますが、それ以上の成長はありません。

せつ
私も人のこと言えないので、耳が痛いです。

 

もちろん、資料を見ているからといって、「誰だってプロ並みに上手くなる」わけじゃありません。個人差はあります。

 

ただ、少なくとも私自身は、

  • わからない時はググる
  • 参考書やポーズ集を横に置く
  • 自撮り、または人に頼んで写真を撮り、それを見て描く

ことを癖づけてからは、以前よりも確実に画力が上がりました。

 

なので、絵を描く前には必ず、自分が目標にしている絵が描けるような、資料を集めましょう。

とはいえ、そんなお堅いものじゃないので安心してください。

参考書を買ったり、メイキングサイトなどを調べてみるだけでOKです。

気になった資料は、必ず手元に置きましょう。

 

⑤資料を見ながら描く

ここまできたら、最後は描くです。

やっとですね。お疲れ様でした。

 

④で集めた資料を横に置いて、わからないところはそれで調べつつ描いてみましょう。

その資料の中にあるイラストの、完全模写でも構いません。

ここで意識することは、2つです。

  • 「楽しく描くこと」
  • 「投げやりになってもいいから、最後まで描くこと」

 

楽しく描くこと

さきほど、「想像で描く人は下手になる」と、ちょっと辛辣な言葉を吐きました。

とはいえ、描くことに慣れるまでは、楽しく描けなければ意味はありません。

最初は、「楽しく描くこと」を大切にしましょう。

 

投げやりでいいから描ききる

絵を描いている写真

やっと絵を描き始めても、途中で飽きてしまう可能性もあります。

その理由は2つ。

  • 資料のように上手く描けない
  • 絵を描く筋力がついてない状態

だからです。

 

私は14歳〜24歳の約10年ほど、デジタルのカラーイラストがまったく描けませんでした。

 

なぜかというと、描ききることができなかったからです。

カラーはモノクロと違って、やることが多いです。

肌、髪、服、目などすべて色分けした上に、効果などをつけなければいけません。

肌の色と髪の色を塗ったら、すぐに飽きてしまう。

だから、ずっと下手でした。

 

いわゆる筋力がついてない状態だったんですね。

 

ただ、「上手く描けない」という悩みも、「絵に対する筋力のなさ」も、継続さえすればいずれ解消されます。

なので、あまり焦らなくても大丈夫です。

 

とはいえ、描ききらないことにはレベルアップしませんし、筋力も鍛えられません。

「最後まで描ききること」を目標にしましょう。

べつに、最初から最後まで同じクオリティで仕上げなくても構いません。

投げやりでいい、ザツになっても構いませんので、最後まで描ききってください。

できましたか?

おめでとうございます。

 

これを繰り返すと絵は上達する

完全した作品を前にしてどうでしょうか。

自分が想像していたよりも、「意外とできた」感はありましたか?

それとも、あまりに酷い完成度で「もういやだ!才能ない!」と思ってしまったでしょうか。

 

たとえ後者の場合だったとしても、あまり悩む必要はありません。

 

なぜなら、絵は「突然」上手くなる場合もあるからです。

先ほども書いたように、私はずっとカラーイラストが下手でしたが、半年や数ヶ月置きに何度かチャレンジしていたら、コツが掴めるようになりました。

 

線画も同じです。

ずっと毎日描いているより、少し時間を置いてから描くと、前よりも上手く描けたりします。

これは多分、何もしていない間に、インプットされているからだと思います。

時間を置いてからまたチャレンジしてみるのもありですよ。

 

基本的には、この

  1. 目標とする絵を決める
  2. 道具をそろえる
  3. 道具の扱い方を学ぶ
  4. 資料を集める
  5. 資料を参考にして描く

の中の①④⑤を繰り返していくと、少しずつ絵は上手くなっていきます。

 

次は違う目標を設定してみよう

最後まで描くことができたら、次に描くときは違う目標を設定してみましょう。

ここで注意したほうがいいことは、目標のレベル(クオリティ)を上げないこと。

あくまでも慣れるまでは、「横に広げるだけ」「前とは違うことをするだけ」でOKです。

 

 

1日目→顔を描いた

次→手を描いてみる

 

1日目→紙コップのデッサンをした

次→皿を描いてみる

 

1日目→デッサンをした

次→絵具で着彩してみる

 

1日目→H〜2Bまでの鉛筆を使ってデッサンした

次→今度は、3B〜6Bの鉛筆を使ってみる

 

1日目→線画が描けた

次→色を塗ってみる

 

 

こういったことを繰り返していき、ある程度慣れてきたと思ったところで、

目標のレベルを上げましょう。

 

 

(デジタルイラスト)

1日目→アニメ塗りができた

次→グリザイユ画法を学んでみる

 

(漫画)

1日目→10P完成した

次→20P描いてみる

 

(デッサン)

1日目→瓶のデッサンができた

次→ペットボトルを描いてみる

 

 

こうすることで、徐々に自分の絵のレベルが上がっていきます。

 

 

これから先、飽きたり、自分のレベルが上がってくると、違うやり方で描いてみたくなるかもしれません。

「モノクロばっか描いてたけど、カラーイラストを描きたい」

「手描きばっかりだったけど、デジタルソフトで描いてみたい」

などです。

それなら、また①〜⑤を繰り返してみてください。

 

大事なのは「焦らない」「一気にやろうとしない」

大事なのは

  • 焦らないこと
  • 一気にやろうとしないこと

です。

何度も描きますが、絵を描く筋肉・体力のないうちに「絵を完成させる」のはとても大変なことです。

なので、「なんか今日は上手くいかないな」という日もあるかと思います。

そういう日は焦らず、何日かに分けてゆっくりと完成させましょう。

頑張ってください。

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